京都光華女子大学 看護福祉リハビリテーション学部※ 福祉リハビリテーション学科 言語聴覚専攻 ニュース 高次脳機能障害(記憶障害)乗り越え、東京パラリンピックで金メダル!!

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教員コラム

高次脳機能障害(記憶障害)乗り越え、東京パラリンピックで金メダル!!

言語聴覚士がリハビリテーションの対象とする障がいに「高次脳機能障害」があります。

「高次脳機能障害」とは、何らかの原因で脳が損傷された結果、後遺症として記憶障害や注意障害、遂行機能障害(計画を立てることが困難)、社会的行動障害(感情のコントロールが困難など)によって日常生活や社会参加に影響を及ぼすものです。

先日閉幕した東京パラリンピック2020の自転車競技で見事金メダルと獲得した杉浦桂子選手は、交通事故によって高次脳機能障害(記憶障害)と右片麻痺の後遺症があります。杉浦選手は、今もレース中に、ギアの操作方法を忘れることがあるといい、大会中は、攻略ポイントを書き込んだコース図を何度も見て頭にたたき込んだそうです。

https://www.yomiuri.co.jp/olympic/paralympic2020/20210904-OYT1T50152/ 出典先「読売新聞オンライン 9月4日」

杉浦選手のように高次脳機能障害を抱えながらも、本人の努力と代償手段によって地域・社会での活躍の場が広がる可能性が大いにあります。

言語聴覚士は、杉浦選手のように障がいのある方がより豊かな人生を歩めるよう手助けするリハビリテーション専門職です。

パラリンピックには出場していなくても、高次脳機能障害を乗り越えて活躍している方は全国にたくさんおられますが、言語聴覚士の支援を待っている患者さんもまだまだたくさんおられます。

高校生の皆さん、一緒に「言語聴覚士」を目指しませんか!
いつでも言語聴覚専攻へ見学にお越しください。

高次脳機能障害についてのご相談も随時受け付けております。
本学言語聴覚専攻までご連絡ください。