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5月5日 東本願寺「子どもまつり」オープニングの手話通訳

 親鸞聖人生誕850年にあたる今年。5月5日には東本願寺に1000人を超える子ども達が全国から集まりました。「であう・つながる・ともにある」のテーマのもと、境内には全国各地からたくさんのブースが出て、子どもが楽しめる様々な活動で一日中子どもの歓声が聞こえました。 

 手話サークルみつばちに、「子どもまつりのオープニングの手話通訳を、学生さんにお願いできないだろうか」と依頼を受けたのが3月。学生に投げかけるとすぐに手が挙がりました。 

 ある程度原稿も用意されていたとはいうものの、御影堂の内陣・外陣合わせて927畳の広さの会場です。きちんと正座して座っている大勢の子ども達の前、親鸞聖人像の前での手話通訳となると、学生たちはとても緊張した様子でしたが、責任感をもって笑顔で丁寧に伝えることを心掛けていました。本学の学生にも人気のある東本願寺のキャラクター「あかほんくん」「蓮ちゃん」「鸞恩くん」3人登場の寸劇では、学生2名と教員も助っ人で参加し、それぞれのキャラクターを通訳しました。 

 オープニング後、一人の小学生が私たちに寄ってきて「○○の手話ってこうするのよね?」と話しかけてきました。興味・関心をもって、自分から質問してくれるこの子どもさんとの出会いに、心あたたかいものを感じます。地方から引率してこられた方からは「うちの子ども会から参加していたお父さん、両耳が聞こえなくて、手話通訳があったのでうれしかったです」というご意見も伝えていただきました。 

(学生コメント) 

初めての手話通訳。すばらしさと難しさを体感し、もっともっと手話ができるようになりたいと強く思いました。大学外での初めての活動に、嬉しい気持ちと不安がありましたが、この貴重な経験を今後に活かしていきたいです。(M) 

コロナ禍ではできなかったサークルとしてはじめての活動でした。緊張や不安、大変な点も多かったですが、終わった時の達成感がすべてでした。また機会があればチャレンジしたいです!(T)