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1年 基礎ゼミで取り組んでいること②

② デフサッカー選手 堀井聡太氏 のお話

2025年に4年に一度の聴覚障害者のオリンピック『デフリンピック』が東京で開催されること、ご存じですか?620日、基礎ゼミに(株)ヘッズ勤務、マッチャモーレ京都山城所属の24歳堀井聡太氏をお招きし、『聴覚障がいを生きる』というテーマでお話をうかがいました。

ご自身の聴覚障害について、オージオグラムなどを示して説明されると、ちょうど初めて学習したところでもあり、学生は深く頷いています。デフサッカーについては、学生にクイズを出しながら説明し、自分の夢を「デフサッカーのワールドカップ。大勢の観客の前でプレイすること。また、聞こえない聞こえにくい子ども達のサッカーをしたいという夢を応援すること。」と熱く手話と声とで語ってくださいました。

1年生の感想レポートからの抜粋)

・聞こえ方は人それぞれ異なること、聞き取りにくい音もそれぞれ異なるということを知り、みんながみんな同じではないということがわかった。堀井さんは「サ行とタ行、ザとジャ」の音がどれも同じに聞こえると話された。高い周波数の音が弁別しにくいのだと知った。

・今回伺ったお話を多くの人に伝えたいと感じ、帰宅後に知人にデフサッカーや聴覚障害について、また、誰もが難聴になるリスクがあるという学びを話してみた。こういった学びや知識の共有が、誰もが生きやすい社会の形成に繋がっていくのではないかと考える。今回堀井さんにお話を伺ったことにより、STとして適切な知識を付けるだけでなく、話を聞き、相手の伝えたいことを理解するコミュニケーション能力を高めていきたいという意欲が高まったと感じる。