京都光華女子大学 短期大学部 ライフデザイン学科 学生ブログ 「プレゼンテーション演習Ⅱ」のビブリオバトルに参加して ライフデザイン学科1年 R.T

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「プレゼンテーション演習Ⅱ」のビブリオバトルに参加して ライフデザイン学科1年 R.T

10月20日(木)に「プレゼンテーション演習Ⅱ」の授業で、ビブリオバトルを行いました。ビブリオバトルとは、自分がオススメする本を5分間で発表し、最後に投票によってチャンプ本を決めるというものです。

私はビブリオバトルの準備にあたって、本の内容を詳しく紹介することよりも、自分がどのような点に惹かれたのか伝えたいことをまとめて発表することの方が、興味を持ってもらえると思いました。


biburio2016_2私は、「レインツリーの国」という本を選びました。この本の中で、私が最も伝えたかったのは、難聴という障がいを持つヒロインの「普通の女の子みたいになりたかった」というセリフです。このセリフを読み、私自身、普通とは何なのか、とても考えさせられたからです。本を読み進める中で、障がいがあるから普通ではないとか、障がいを持たないから普通だという考えは違うと考えました。



biburio2016_1特に、ヒロインが髪をショートカットに切った場面は印象的でした。髪を切ることにより、周りからは補聴器が見えることになります。今まで、障がいを隠してきたヒロインにとっては、とても大きな決断です。私はこの場面で、ヒロインの心の強さを感じました。そのヒロインの決断と勇気に接して、自分が普通と考えれば普通なのであり、普通とは何かは周りから決められることではないと思うようになりました。



もちろん、あらかじめ話す内容は考えていましたが、いざ始まると伝えたいことがどんどん出てきました。考えながら内容を変えて話しましたが、とても難しく大変でした。今後、アドリブ力を磨いていきたいと思いました。


このビブリオバトルを体験して、人前で話をすることが楽しく感じられるようになりました。これからもプレゼンテーション演習Ⅱの授業を通して、楽しみながら人前でうまく話ができるようになりたいと思います。


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先生のコメント

相場先生

R.Tさん、ビブリオバトル優勝おめでとう。ビブリオバトルは「Library of the Year 2012」の大賞に選ばれており、全国大会やさまざまな地方大会も開催され、大きな広がりを見せています。ライフデザイン学科でも今年で3回目、「プレゼンテーション演習Ⅱ」の企画として定着してきています。

皆さん、持ち時間を余らせることなく、しっかり本の紹介ができていました。その中でも、R.Tさんは、自分が最も伝えたいことに焦点を絞って発表していたのが印象的です。「普通とは何かもう一度考えてみませんか」という問いかけは、参加者みんなの心に届いたと思います。見事でした。みんなが書いてくれたコメントカードも大切にしてください。

私個人としても、鹿島先生との「教員対決」に何とか勝利し、1勝1敗のタイに持ち込むことができました。来年こそ決着の年です!