学生ブログ
2021.08.02製菓実習Ⅱの授業で「自然」というテーマで創作和菓子を作成しました ライフデザイン学科2年 Y.K
先日、「製菓実習Ⅱ」の授業で、「自然」というテーマで創作和菓子を作成しました。和菓子職人の青山先生にお越しいただき、和菓子の技法、デザインや菓銘に込められる想いなどを学びました。
今回私が作成したのは、夏の眩しい太陽を表現した「燦々」と、そんな太陽の下に広がる海を表現した「空海」です。
テーマである「自然」という言葉を聞いたとき、当時蒸し暑い日々が続いていたせいか、ジリジリとした夏の暑い様子がパッと頭に浮かんできました。そんな焼けつくような夏の日差しを和菓子から感じてもらえるよう、トゲトゲしたデザインにしました。菓銘は「燦々」です。太陽に関連する言葉で表現するよりも、オノマトペを使って表現した方が太陽のギラギラとした様子が伝わりやすいと思い、「太陽などが明るく輝いているさま」という意味をもつ「燦々」という菓銘を付けました。
また、太陽をデザインしているときに、その下で広がる大きな海が頭に浮かんできたので、自分が海に浸かっている様子をイメージしながらデザインしました。上半分で真っ白な入道雲が浮かぶ空を、下半分で深い海を表現しています。きんとんのパラパラとした生地が、雲のもくもくとした感じや、海が波立つ様子を上手く表現してくれていると思います。
創作和菓子を作成した後、青山先生からのコメントをいただきながら、みんなで作った作品を鑑賞しました。自分では思い付かなかったアイデアがたくさんあり、表現の仕方も十人十色で、見ていて面白く興味深かったです。
人生の中で、自分でイチから和菓子を作成することはなかなかできないことなので、とても貴重な経験になりました。
先生のコメント
「燦々」は青山先生から絶賛されました。
夏の日差しを表したこのトゲトゲしたデザインは実は指で生地をつまんで作っているのですが、トゲの鋭さ、トゲとトゲの間隔、色合いなどから彼女の頭の中にある太陽のイメージが伝わってくる気がします。菓銘からも伝わってきます。
一人ひとりの個性が現れる私の一番好きな授業です。