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学生の活動

保健体育教職課程1期生 4月から教師の道へ

 みなさま、こんにちは。中木です。

 健康スポーツ栄養専攻では、2017年度より、栄養士に加えて保健体育科教諭免許が取得できるようになりました。今年3月には、1期生が卒業します。今日は、4月から私立高校で保健体育科教諭として働くことが決まっている、網 更紗さんにzoomインタビューを行いましたので、ご紹介します。

Q1. 京都光華に入学した理由を教えてください。

 中学・高校で陸上競技に励んでいた際に、ケガをしたのですが、栄養面を含めたケア・サポートしてもらえたので、その経験を将来に活かしたいと思っていました。また、両親が学校の先生ということもあり、栄養・運動の勉強ができるだけでなく、教諭免許が取れることも魅力に感じました。

Q2. 大学では、競技エアロビックのクラブチームに所属されていた網さん。競技エアロビックは幼い頃から中学校に入学するまでされていたそうですが、大学で再開された理由と、勉強との両立についてのお話を聞かせてください。

 大学1年生のときに、将来スポーツに携わりたい・保健体育の先生になるかもしれないのに、今なんの競技もしていない・専門種目がないのは不利だと思い、競技エアロビックを再開しました。11月に行われた全国大会では、個人6位の成績をおさめました。

 勉強との両立については、教職課程履修者は1~5限まで授業がある日が多いのですが、特に3年生のときは学内での実験・実習、課題レポートも多かったことが辛かったです。中木先生の実験が18時前まであって、そこからクラブチームのある滋賀へ移動して、練習して、家に帰って課題をして、また次の日1限から授業を受けて…という毎日に疲れていましたね(笑)。

 

Q3. 卒業研究では「女子大学生のダンスへの関心と技能習得の関係性に関する実践研究」というテーマで研究に取り組んでおられました。4年間の集大成である卒業研究を終えて思うことはありますか?

 当初は、光華小学校の小学生を対象者として研究計画を立て、準備をしていたのですが、コロナの影響で計画の変更を余儀なくされました。対象者を健康スポーツ栄養専攻2年生に変更して実施したのですが、途中で、共同研究者の学生が教育実習に行ってしまったのでひとりで進めなければならないこともあり、「研究」自体初めてのことだったのでなにが正解かもわからないし、戸惑うことも多くありました。しかし、4月から着任する高校でダンスを担当することが決まっている中で、「ダンス」をこれまでとは違った観点から考えるきっかけにもなりましたし、後輩と縦の繋がりができたこともよかったと思っています。

 

Q4. 3年生のとき、進路に悩んでおられましたよね。なぜ教師になることを選ばれたのでしょうか?

 父が小学校の先生なのですが、専門が保健体育で、その影響が大きいですね。また、これまで陸上競技や競技エアロビックのクラブチームに所属してきましたが、両親のサポートなしには絶対やってこられなかったと思いますし、クラブチームの先生方からは競技以外のこともたくさん教えていただいたので、そういった方たちへの恩返しはなにか考えたときに、教師の道を選ぶことが一番だと思いました。

 

Q5. 4月から教職に就かれるにあたっての抱負を聞かせてください。

 初めての土地で知り合いもいませんし、不安もありますが、人との出会いを大切に、親しみやすい人柄とコミュニケーション力を活かして、生徒に寄り添い・信頼される先生になりたいと思っています。

 

 網さん、ありがとうございました!!

 インタビュー中、「中木先生の実験が大変だった」と何度も言っておられましたが(笑)、どの授業も熱心に取り組まれていた様子が印象的です。競技エアロビックは今も続けておられて、社会人になっても可能な限りは続けるつもりだそうです。また、昨年の秋からは京都市の「まなび支援員」として、小学生の学びに関わるアルバイトもされているとのこと。夢・目標に向かって努力されている網さんの更なるご活躍を期待しています???

 本学は、2022年から「京都連合教職大学院」(京都教育大学大学院連合教職実践研究科)に加入する準備を進めております。本日ご紹介した網さんのように、卒業後に教諭として就職することはもちろん、大学院への進学の道もありますので、ご興味おありの方はぜひ健康スポーツ栄養専攻への入学をご検討ください♪

↑競技エアロビックのお写真をご提供いただきました。