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どうして、じゃがいもの芽を取り除くの?【調理実習のご紹介】

みなさんこんにちは。

本日は健康スポーツ栄養専攻2年生の調理実習応用Cのご紹介をします。

 

調理実習応用Cでは、対面授業と遠隔授業を組み合わせて実習をおこなっています。

遠隔授業はオンデマンド型を採用しています。学生は先生の講義資料をもとに、お家で自分のペースで調理します。今回のテーマは、かきたま汁、じゃがいもの煮物、きゅうりとわかめの酢の物。

みんな上手にできたのでしょうか・・学生からのレポートをご紹介します。

①かきたま汁について

1年生の時に学んだ1番だしの取り方が、あやふやになってしまっており、調べてから実習を行いました。
定期的に見返したり、復習でだしを使う料理をするべきだと感じました。
卵はスープが濁らず、うまくできて凄く嬉しかったです。
片栗粉が足りていなかったのか、全くとろみを感じなかったため、もう少し思い切って、片栗粉増量するべきだったと感じました。
味が少し薄いのではないかと不安を感じていましたが、なんとか最後の調整でちょうどいい味で完成できてよかったです。

 

②じゃがいもの煮物について

じゃがいもの煮物では、少し皮むきに苦戦しましたが、テストに向けてしっかり練習を重ねて頑張りたいと思います。
面取りをしっかり行ったからか、煮崩れせず、きれいに煮ることができました。
味見をしながら煮込んでいたのですが、「まだ足りないかな」と思っていたら、煮込みすぎて色が黒くなりすぎてしまいました。
教科書に書いている煮込む時間をしっかりと守るべきでした。でも、味はしっかりとしみていて、美味しかったです。
砂糖の量は、先生の資料通り多めに入れて大正解でした。
同じ料理でも、食材を変えることで、調味料を入れる量も変えないといけないということを調理してみて、とても実感しました。

 

③きゅうりとわかめの酢の物について

きゅうりの厚さを均等に切れず、薄いものと厚いものが混ざってしまいました。
みょうがの千切りでは、長く切るはずが、失敗してしまい短くなってしまいました。どんな食材も均等に切れるように、均等に切る練習をしたいと思います。
三杯酢を作るために調味料を混ぜているとき、酢が多すぎて「酸っぱすぎるんじゃないか!?」と、とても不安になりましたが、味見をしてみると、ちょうどいい酸味でできたので良かったです。

 

悪戦苦闘しながらも、しっかり学びを深めながら調理ができたようです。
出来上がったお料理も美味しそうにできていますね。その調子でがんばってださい!

 他の学生からも多く寄せられたのが、「じゃがいもの皮むきが難しかった!」という意見。
今回は包丁を使用して皮をむく方法を勉強してもらいました。

 

じゃがいもの芽は、包丁の刃元を斜めに入れて取り除くのがコツです。さらに、じゃがいもの表面に角が残らないようにきれいにむくこと、これは栄養士というプロの調理に求められていることだと感じます。
オンデマンド型の授業では様子が伺えないため、最終回に対面でじゃがいもの皮むきテストをする予定です。
「テストまでに練習して上達したい!」といった意欲的な意見が多いので、先生は嬉しいです。

 

ところでみなさん、じゃがいもの芽を取り除かないといけない理由はご存知ですか?

 

じゃがいもの芽には「ソラニン」や「チャコニン」といった毒素が多く含まれます。外敵に食べられないようにするためという説があるんですよ。
「ソラニン」や「チャコニン」なんて可愛らしい名前ですが、じゃがいもを茹でたとしても毒が残ってしまう、厄介な存在です。
なので、皮を厚くむいたり、しっかりと芽を取らないといけないんですね。管理栄養士の国家試験にも出るので、ぜひ覚えておいてくださいね。

 以上、調理実習応用Cのご紹介でした!