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「健康プロジェクトⅠ」受講生インタビュー

「健康プロジェクトⅠ」受講生インタビュー

 ※本インタビューは7月21日(水)の最終回授業後に実施したものです。授業報告の記事とあわせてご覧ください。

 ■インタビュアー

小松仁美先生:「健康プロジェクトⅠ」メイン講師、株式会社CAREEA LABO代表取締役

■回答者

I.Nさん:健康栄養学科管理栄養士専攻2年生
O.Hさん:健康栄養学科健康スポーツ栄養専攻2年生

 ―「健康プロジェクトⅠ」が15回終わりましたが、率直な感想を聞かせてください。

I.Nさん:この授業を受けて、自分に自信を持てるようになりました。今までは自分基準で考えてしまっていたところがあったのですが、そういう固定観念を覆すことができて、とてもいい経験ができました。

O.Hさん:自分の価値観がどういうものかを知ることができて、「将来自分がどういうことをしたいのか」という選択肢が広がった気がします。また、「自立マインド」のルールとか、姿勢や立ち振る舞いなど、就職活動のためだけではない、将来素敵な女性になるための方法も学べました。

 ―この授業を履修する動機やきっかけはありましたか?

O.Hさん:プレゼンテーションがあるということで、最初は「苦手やなあ」という気持ちがあって迷っていたんですけど、最初のオリエンテーションで話を聞いていくうちに、商品の企画に携わることができることや、自分を知るきっかけになることができる授業だと知ったので、受講を決めました。

I.Nさん:今まで自分のやりたい仕事について「こういうのをやりたい」というのはあったんですけど、それを形にするのはまだ難しいなという気持ちがありました。
オリエンテーションを聞いて、それを明確にできる授業ではないかと思い、受講しました。きっかけとしては小さい時から新体操をしていて、高校の時に怪我をしてしまったということがありました。
その時は凄く悩んだんですけど、同じように悩む選手をサポートできるような会社を立ち上げてみたいなという思いがありました。

 ―先程の質問と少し被るかもしれませんが、この授業を受ける前、受けた後とで大きく自分が変わったなということはありますか?

O.Hさん:私は自分に自信がなく、考え方もマイナスになってしまっていた部分があったんですけど、この授業を通して、自分の心の持ち方次第で幸せになれるということを学んで、毎日見える景色が凄く明るくなったし、生き生きできるように変わったと思います。
「自分に足りないこと」に目を向けるのではなく「自分にあるもの」に目を向けるということや、授業の前半で教わった「心に幸せを貯める」思考法から学びました。

I.Nさん:私は今まで「自分でこうしたい」というのがあってもなかなか続かなかったですが、授業前半の「課題を1週間後に先生に報告する」というスタイルが自分に合っていて、「見てもらえる人がいると頑張れる」ということに気づけました。
授業の後半でも友達にそういう役割をしてもらって今も続けているので、それが形になった時に自分の自信に繋がるし、明るい世界が広がったなと感じます。

 ―この授業で学んだことを今後、どんなふうに生かしていきたいと思いますか?学生生活でも、社会人生活でも。

I.Nさん:この授業で視野を広げるということを学ぶことができたので、自分中心ではなくて色々な価値観を持った人と向き合って、その中で自分らしさをより広げていけるような女性になりたいです。

O.Hさん:私はこの授業で自分の大切にしている思いに気付くことができました。それは誰かに笑顔や力を届けたいということだとはっきりしたので、そのような仕事に将来就けたらいいなと思います。
苦手だと思っていた企画やプレゼンテーションに関しても「楽しい」と思えたので、そういう仕事も候補に入れてみてもいいかなと思いました。

 ―この授業を受けようか迷っている学生さんや、高校生の皆さんにこの授業を勧めるとしたら、どういう点になりますか?

I.Nさん:私はやりたいことが見つかっていたというのもあるんですけど、見つかっていない人にとっても、座学の講義だけでは学べない、社会で必要なものを学べるきっかけになると思います。
そんな機会はそうそう無いと思うんですけど、大学としてこういう授業をやっているので、是非色々な人にこのきっかけを手にしていただいて、もっと自分に自信を持てる女性になるために学んでほしいなと思います。

O.Hさん:この授業を受けてプラスになったことが多く、本当に毎日が考え方次第で変わるということもわかりました。
その考え方をこの授業で学べるので、是非受講していただいて、今後に生かしていってほしいです。

 ―15回の中で特に印象に残った活動はありますか?

I.Nさん:「心のタンクに幸せを貯める」という話が凄く印象的でした。私は元々タンクを溜められる体質なので(笑)、それを基準にしてしまっていたんですけど、みんながそうではないということに気付けました。
そういう人にどうやったら接したらいいかとか、色々な授業で一緒に受けている学生の話を聞いて「こういう人にはこういう対応をすればいい」とかを考えて、他の人に幸せを分けられる人になりたいなと思いました。

O.Hさん:私は「顧客満足ではなく、顧客感度を高めることが大事」、「接客ではなく接遇を意識することが大事」ということが凄く大切だなと思いました。
「何かをしなくてはいけない」ではなく、自分からおもてなしをすることが人々の笑顔につながると学びました。

 ―企画から発表に繋がっていくあたりで、難しかったところや、やってよかったことはありましたか?

I.Nさん:私は新体操を通じて「美」を追求するアスリートのサポートをしたいというのを考えていたのですが、「インタビュー」をする時に「誰にしてみよう?」という問題がありました。
元々は色々なスポーツをしているアスリートを対象にしていたんですけど、先生方のアドバイスで、対象を絞ってその人に合ったサービスを提供しないと顧客が集まってこないということを知ることができたので、新体操をしている人にインタビューしてみようと考えました。
そこで、高校の時に教えていただいた監督に連絡を取り「協力したい」と言っていただいたので、電話でインタビューをしたところ、「どういうところに困っているのか」が一層明確になって、非常に参考になりました。

O.Hさん:最初はターゲットが明確ではなかったんですけど、それを具体的にしていくことでイメージがしやすくなり、どんな人にこの商品を届けたいのかが明確になっていきました。
この企画をやってみて、世の中のヒット商品はそれぞれの人の困りごとを解決するような便利な商品だからこそ、人々に共感してもらえるし、人気に繋がっているんだなと気付きました。

(撮影:小森康加)
(記事編集:西川潤)

 ※本インタビューは7月21日(水)の最終回授業後に実施したものです。
授業報告 健康プロジェクトⅠとあわせてご覧ください。