2026.07.30 ぼうさいらぼ

【被災者向け】令和8年熊本地震:空き巣と点検商法にご注意ください

避難所や車中泊で過ごす中、自宅の鍵のことまで気が回っていない方もいるのではないでしょうか。

残念ながら、過去の災害では、こうした混乱に付け込む人がいたことも事実です。不安を煽りたいわけではありません。今日、少し気にかけるだけでできることをお伝えします。

この記事でわかること
こんな方へ
  • 避難所や車中泊などで、自宅を離れている方
  • 「無料点検」「修理」などの訪問を受けた、または受けそうな方
  • 地域の安全にも気を配りたい方
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過去の災害で、実際に起きたこと

2016年の熊本地震では、避難によって留守になった住宅を狙った空き巣被害が確認されています。鍵をかけずに避難した住宅が狙われたケースが複数報告されました。

また、近年の災害では「無料で住宅を点検します」といった形で近づき、不安をあおって不必要な高額の修理契約を結ばせる「点検商法」の相談が、被災地で急増する傾向も報告されています。どちらも、一部の心ない人による行為であり、多くの支援者やボランティアとは全く別のものだということは、きちんとお伝えしておきます。

自宅を離れるときに、今すぐ確認したいこと

1

鍵をかける

当たり前のようですが、揺れの直後の混乱の中では忘れられがちです。避難所や車中泊に向かう前に、必ず自宅の施錠を確認してください。建物が損壊してうまく鍵がかからない場合は、可能な範囲で塞ぐ、目張りをするなどの工夫も助けになります。

2

貴重品は持ち出すか、見えない場所に

通帳や印鑑、貴金属などは、可能であれば持ち出してください。難しい場合は、外から見えない場所にしまっておくだけでも違います。

3

近所と、互いの家を気にかける

研究者の調査でも、住民同士の日頃のつながりが、便乗した犯罪を防ぐ効果があると指摘されています。特別な対策より、「お互いの家を気にかけ合う」という、以前の記事でもお伝えした共助の関係が、実は一番の防犯になります。

「点検します」という訪問への注意

「無料で点検します」と訪問してきた業者が、不安を煽って高額な契約を迫るケースが報告されています。どんなに急かされても、その場で契約書にサインしないでください。一度持ち帰って検討し、市区町村の窓口や消費生活センターに相談してから判断しても遅くありません。

今できること
自宅を離れる前に、鍵をかけたか一度確認してください。訪問業者からその場での契約を求められたら、まず「持ち帰って検討します」と伝えてください。
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まとめ

今回のポイント
  • 過去の災害では、避難中の住宅を狙った空き巣や、点検を装った悪質商法が報告されている
  • 自宅を離れる前に、施錠と貴重品の管理を確認する
  • 住民同士のつながりが、便乗した犯罪を防ぐ効果がある
  • 訪問業者にその場で契約を迫られても、まず持ち帰って公的窓口に相談する

こうした被害は、決して多くの人に起きることではありません。ただ、少し気にかけるだけで防げることでもあります。今日、鍵の確認から始めてみてください。

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Author

サトウ先生|博士(工学) / 防災士
京都光華大学 社会学部 社会共創学科
本ブログの趣旨と免責事項

このブログは、学生や地域の皆様が防災の基本を体系的に学べる「オンライン防災教本」を目指して、本学教員である筆者の研究・教育成果に基づき作成しています。
実際の災害時は現場の状況に応じた柔軟な判断が求められます。記事に含まれる情報の活用は読者の皆様の判断と責任において行っていただきますようお願い申し上げます。また、記事の内容は大学の公式な見解や推奨を意味するものではありません。なお、記事に含みうる誤りに関する一切の責任は筆者に帰属します。不審な訪問や被害に遭った場合は、一人で判断せず、警察や消費生活センターにご相談ください。

参考・出典
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