学生個人を大切にしたキャリアメンターによる就活基礎力養成【平成21年度採択】

大学教育・学生支援推進事業[テーマB](就職支援推進プログラム)【平成21年度採択(大学)】

取組概要

「進路が考えられない」「就職相談する基礎力が不足している」学生に対して、学生個人を大切にしたきめ細かな助言体制を整備するためにキャリアメンターを導入し、就職活動に必要な基礎能力の養成を行う。就職支援態勢を強化することで、より多くの学生が進路に対する意思の明確化ができるようになり、就職好調期の就職率90%を目指す。

取組期間

平成21年度~平成22年度

取組成果

就職好調期の就職率90%(平成20年度は83%)を目指した本取組の成果としては、平成22年度卒業生の就職率は達成には至らなかった。リーマンショック以来の景気低迷・求人状況の悪化に加え、東日本大震災の影響により、学生の就職環境はさらに厳しい状態になっていることに鑑み、その達成は困難を極めている。

そのような中で本取組では、各関係部署・学科等で学生の就職活動状況の共有を図ることができ、全学での就職支援に対する取組を大きく前進させた。「進路を具体的に考えられない」あるいは「就職相談する基礎力が不足している」学生の相談場所ができたことで、学生が相談に来る機会が増え、個別支援により就職に対する意識を高めることができた。キャリアメンターとゼミ担当者が連携して、学生個人を大切にした指導を実現できたことは、23年度以降の支援法を確立する足掛かりとなった。本学規模の大学に於いては、学生個人に対して個別に働きかけることで就職に関する意識を飛躍的に高めることができることを確認したことが大きな成果であると評価している。

補助事業期間終了後も、キャリアメンターの有用性を発揮し、これらの働きかけを継続していく。キャリア教育を推進するサポート内容をリーフレット「京都光華女子大学におけるキャリア教育・キャリア形成支援」、「京都光華女子短期大学部におけるキャリア教育・キャリア形成支援」にまとめ、学生に周知していく。

詳細は下記の最終報告書(PDF)を参照ください。