2019.10.09

カウンセリングセンターの親子教室について

後期の授業が始まりました。

後期からは、研究科の先生方に今現在されている研究や活動について、紹介していただこうと思っています。また、カウンセリングセンター事業の「親子教室」の活動の様子も紹介したいと思います。どうぞよろしくお願いします。
               千野美和子(2019年10月7日)


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カウンセリングセンターの親子教室について


 京都光華女子大学親子教室は0歳~6歳までの子どもとその親を対象とした地域支援活動の場で、2008年に開設され、今年で11年目を迎えました。

公認心理師・臨床心理士を養成する大学・大学院の活動としては珍しい活動です。親子一緒にプレイルームで行う<ひかりっこ*くらぶ>はファシリテーターとスタッフが様々な親子遊びを支援します。一方、母のみで話し合う<こもれびスペース>では「なかなか卒乳できない」「言葉の遅れ」「かんしゃく」など、誰しも経験するようなちょっとした心配と工夫を出し合い、育児不安・育児ストレスを和らげることが目的です。<ひかりっこ>は年間42回(うち低年齢の<午前ひかりっこ>は10回)、<こもれび>は年間8回の開催です。

年間利用人数は年によって多少違いはありますが、<ひかりっこ>は親子50組~70組、子ども60~80人、<こもれび>は親が35~65人です。子どもたちの遊びも大切な表現の1つとして関わりながら見守っていると、当初、多動で表情が乏しかった子が生き生きした表情に変わったり、オウム返しだった子が自分の意志で話したりするように変わってきます。小さな子どもたちの大きな成長を間近に見ることができ、実習生の歩みの力にもなっています。


徳田仁子(2019年10月7日)