2021.01.14

あけましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。今年初めてのブログです。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 今年の冬の寒さは殊の外厳しく、新潟・北陸の大雪は大変な積雪だときいています。 その上、新型コロナウイルス感染症の拡大が一層広がり、緊急事態宣言が、首都圏だけでな...... [続きを読む]

2020.02.25

私の仕事について

私の仕事は「聴く仕事」である。高校国語教師だった30歳頃までは、自分の仕事は「教える仕事」と思い込んでいた。しかし、カウンセリングに出会ってから今日70歳まで、私は「教えること」は「尋ねられた時」に、「尋ねられた分」だけ教えることを理想としてきた。もちろん、自...... [続きを読む]

2020.02.07

私の研究 ~ カウンセラーの実践指導 ~

私の研究テーマの一つに、「臨床心理士養成における実践指導」があります。これは、私が大学院時代に、優れた先生や先輩たちから、必死になって学びとった経験がベースになっています。当時、臨床心理学の実践を専門的に学べる大学院は、全国に数が少なく、一生懸命勉強して何とか...... [続きを読む]

2020.01.27

私の関心 ―人(ヒト)とは何か?―

どうして人は、非常識的なことが頭から離れなくなったり、感情を抑えられなくなったり、不合理で破滅的だと分かっている行動に走ってしまうのでしょうか。またこれらと、現在の社会システムやコミュニケーションのあり方は、どのように関連しているのでしょうか。つきつめていくと...... [続きを読む]

2020.01.10

幼児のコミュニケーションの発達

幼児は園生活において、砂遊びやごっこ遊びなど仲間と一緒に活動する場面ではお互いの意見を調整していく必要があります。年齢が上がるにつれて、自他の意図調整のために、自分の意見のみではなく他者の意見をも考慮にいれたより積極的な交渉ができるようになっていきます。 子...... [続きを読む]

2019.12.16

私の研究 ―子どもの遊びと自己表現―

大学生の頃、近くの保育園の子どもたちが園庭や公園で遊んでいるのを眺めるのが大好きでした。小さな子どもが、世界に存在している様々なものに生き生きした好奇心を向け、時には手の届かないものや目に見えないものまでたぐり寄せようとして一所懸命になる姿はとても魅力的です。...... [続きを読む]

2019.12.04

正しさからリスク・コミュニケーションへ

大学院生の頃から、「人は何を正しいと感じるのか」に関心を持っていました。特に、為政者のとる「手続きの公正」について市民を対象とした調査を行い、実証的に検討してきました。その後、「人は、なぜ悪いことをするのだろう?」と考えるようになりました。当初は、犯罪行動を分...... [続きを読む]

2019.11.25

昔話の心理学的研究

昔話とは、口から口へと語り伝えられてきた作者のいないお話です。個人ではなく、人の共通の心を研究するのにとても良い素材です。 世界各地の昔話を読んでみると、結構似た話が多くあります。文化を超えた普遍的な共通性とともにその文化独自性があるのがとても面白いです。普...... [続きを読む]

2019.11.06

今研究していること

専門 社会心理学  社会的認知研究の理論と手法を用い、母親が不適切な養育行動に至るメカニズムの解明を目指しています。具体的には、母親が子どもや養育に対し被害的認知(例、子どものために自分のしたいことができない)を持つと、子どもに不適切な養育態度をとりがちであ...... [続きを読む]

2019.10.24

心理療法と身体

カウンセリングや心理療法の実践に関心があり、そのなかでも特に身体ということに着目しています。カウンセリングではカウンセラーがクライエント(相談者)に「共感」することが大事、とよく言われます。しかし実際のところ、相談する当の本人も、自分の悩みや苦しみについて、う...... [続きを読む]