8月25日(日)~8月31日(土)大阪・関西万博 関西パビリオン京都ブースへの出展を行いました

8月25日(日)~8月31日(土)の期間、大阪・関西万博 関西パビリオン京都ブースへの出展を行いました。これまで基幹研究として開発してきた嚥下調整食和菓子やウェルネス和菓子、ウェルネス・スイーツなどの機能性食品に加え、アップサイクルにより開発した製品や、産官学連携により誕生した日本酒を展示しました。

関西パビリオン京都ブースでは万博開催期間中に、「文化」「食」「産業」「環境」「いのち」「観光」の分野で、一定期間ごとに展示を入れ替えながら、京都ならではの魅力を発信しています。本学は「食(お茶と京菓子)」のテーマウィークでの展示となりました。




日本酒×学生コラボレーション「光HIKARI」「華HANA」が大好評

8月30日(土)・31日(日)には、本学の学生と京都伏見の老舗「招徳酒造」が産官学連携で開発した日本酒の試飲を実施。大学名にちなんだ2種類の日本酒「光HIKARI」と「華HANA」を来場者に提供しました。「光HIKARI」はすっきりとした口当たりの飲みやすい純米吟醸、「華HANA」はしっかりした味わいの大吟醸となっています。



試飲開始のアナウンスとともに長蛇の列で、予想を上回る盛況ぶりでした。試飲された方々からは「すっきりしていて美味しい」「日本酒は普段飲まないが、これなら美味しく飲める」といった嬉しい感想が多数寄せられました。海外からの来場者も多く、日本酒文化の新たな可能性を世界に発信する貴重な機会となりました。




伝統工芸のサステナブルな未来形を提案

今回の展示では、日本の伝統技術と現代のサステナビリティを融合させた新たな提案も行いました。特に注目を集めたのは、着物をアップサイクルしたテーブルウェアシリーズです。着られなくなった着物を裁断・再構成し、ワインや日本酒のボトルカバーやランチョンマットとして蘇らせた作品に、多くの来場者が足を止めていました。



また、京都の老舗畳店「伊藤畳店」と本学ライフデザイン学科の産学連携プロジェクトから生まれた畳のい草を活用したカップスリーブも展示。日本の伝統素材を現代的なライフスタイルに取り入れた斬新なデザインが、特に若い世代の来場者から関心を集めていました。




前回の出展同様、「やわらか和菓子」や介護食器、ウェルネス和菓子やウェルネス・スイーツについても展示を行い、「食のバリアフリー化」を目指す本学の研究・取組について多くの方に知っていただく機会となりました。また、日本の伝統文化を未来につなぐサステナブルなものづくりの可能性についても広く発信することができました。



本学は「すべての人にしあわせを。」というミッションのもと、2021年にTEAM EXPO共創パートナーに登録し、およそ4年をかけて大阪・関西万博に向けた準備・取組を行ってきました。

今回のブース参加で大阪・関西万博での展示は一区切りとなりますが、万博参加をレガシーとして今後も本学では、すべての人が豊かに暮らせるWell-beingな社会の実現に向けて、教育・研究活動を推進してまいります。

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