教員紹介
教員紹介

研究テーマ
ファッション業界でブランド経営と染色加工業務を行っているので服飾全般に広く興味を持っていますが、中でも特に奈良~平安時代の宮廷染色や色彩に関わる事柄を研究しています。
専門分野の魅力
草木染めで仕上がった色は落ちやすいし変わりやすい、というのが現代の定説です。しかしその定説を覆す布類が正倉院や法隆寺などの遺物として多く残っており、染色に関わる記録も古い文献から探し出すことができます。科学の知識がなかった遥か昔の染め師たちはどんな技術を使って堅牢な草木染めを行っていたのだろう?ということを探る作業に魅せられています。
その他にも小さいころから服とそれに関わる文化が好きで、大学教員の仕事と並行して、草木染めを施した服を作りファッションブランドの運営を行っています。
高校生へのメッセージ
「fashion」という単語は、辞書で調べると本来は単に「流行」という意味です。アートにも家具にも食事にも文具にも流行はあるのに、ファッションと言えば「服の流行」だけを指すのはなぜなのでしょうか?
服って、選んだり着たりしておしゃれするだけでなく、見たり触ったり考えたりするだけでもとても面白い対象だな、と私はいつも思います。こんなに面白い“つっこみどころ満載”のプロダクトを私は他に知りません。
「そんなこと考えてもオシャレとは関係ないし」とお思いのあなた、そうおっしゃらずにライフデザイン学科でこの愛すべきプロダクトの事を一緒に勉強しませんか?そうすれば、知らず知らずのうちにあなたのファッションセンスが磨かれるかもしれません。