教員紹介

青山 敏明 教授
AOYAMA Toshiaki
所属
健康栄養学科
役職
健康科学部長
学位
博士(農学)
専門分野
栄養・スポーツ
栄養生理、油脂栄養、食品科学、機能性食品

研究テーマ

食品に関する機能性や用途開発が専門です。油脂(特に中鎖脂肪酸)やポリフェノールの研究および新用途開発をはじめ、京の食文化を生かした食品開発にも取り組んでいます。

専門分野の魅力

母乳にも含まれる中鎖脂肪酸は未熟児や術後の患者の栄養補給としてしか使われてこなかったが、2001年に体に脂肪がつきにくい効果を謳った特定保健用食品が発売されると生理機能の研究開発が進み、低栄養の改善、筋肉量の増加、難病治療等の栄養効果を持つことがわかってきている。しかし、その用途開発はあまり進んでいない。そこで、中鎖脂肪酸の研究に長年携わってきた知識と経験を生かし、中鎖脂肪酸の新しい使い方や美味しいメニュー開発を行うことで中鎖脂肪酸の新たな用途を見いだせる可能性が広がり、その結果、新たな栄養機能の発見に結び付くことも期待できる。

高校生へのメッセージ

長年、食品会社で研究開発業務に従事し、大手油脂会社では体に脂肪がつきにくい油の研究開発に携わり特定保健用食品の認可を取得しました。また、研究所長として研究マネジメント、執行役員として品質保証や特許の責任者も経験すると同時に新卒採用にも長年携わってきています。本学では栄養関連学会で培った人脈を生かして、大手食品関連企業の研究者に来てもらう食品開発演習という授業をはじめました。実際の企業での研究開発秘話や苦労話を聞けると同時に、食品会社で行われている研究開発をグループワークで疑似体験できます。食品企業に興味がある人にとっては貴重な体験になること間違いなしです。

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