教員紹介

キット 彩乃 講師
KIT Ayano
所属
看護学科
学位
博士(医学)
専門分野
看護・公衆衛生
親子保健、子育て支援、育児不安、児童虐待、国際保健

研究テーマ

イギリスの大学院の修士課程で公衆衛生について学び、研究をしていました。現在は、子どもを育てる親の育児不安の発生要因や、青年期にあたる高校生や大学生が子育てにおいてしつけと称した体罰を必要と考えるかどうかについて研究しています。その国の文化・歴史・宗教などの影響を強く受ける子育てについて、国内外の経験を生かして、よりよい支援のかたちを探求しています。

専門分野の魅力

青年期の方々のしつけにおける体罰使用の考え方は、その世代が育児をするときにも影響を与えるので、大変重要なテーマだと思っています。なぜ、しつけにおいて体罰が必要だと考えるのか、そう考える人の背景に何があるのかを探り、その考え方を変えていくようなアプローチ方法を開発することを目指しています。高校生や大学生の時から子どもの発達を学び、発達に合わせたしつけ方法を知ることで、体罰を行わなくてもしつけができると学べます。そうすれば、その学びをいつか、育児をするときにも活用できると思います。地道ではありますが、一歩ずつ、体罰の無い世の中をつくっていくことに貢献できればと思っています。

高校生へのメッセージ

本学では留学生も含めて多様な学生さんたちが学んでいます。新型コロナウィルスが終息してからは海外との交流も活発に行っています。特に看護学科ではインドネシア海外看護研修を行っており、現地の医療現場、保健所などを訪問しています。インドネシアは国民の約9割がイスラム教徒なので、異なった文化・宗教のもと暮らす人びとの生活も学ぶことができます。現地の大学生も本学に研修のために来日しているので、その時は日本にいながら異文化理解を深めることができます。ぜひ、本学の看護学科で多様な人々に看護を提供する大切さ、楽しさを一緒に学びましょう!

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