2025.06.20
管理栄養士専攻の学生に対し、松谷化学工業株式会社の方をお招きし、特別講義を実施いたしました
6月18日(水)、健康科学部 健康栄養学科 管理栄養士専攻 3年生を対象に松谷化学工業株式会社 研究所 第一部 部長の岸本 由香 様にお越しいただき、商品が発売されるまでの流れについて、講義頂きました。
松谷化学工業株式会社様はBtoBの企業様のため、所在地も知らない学生が多くおりましたが、製品名や製品を使用し店頭に並んでいる商品名を聞き、驚いていました。
本講義では、難消化性デキストリン及び希少糖(アルロース)を製品として販売することとなったニーズ・シーズの発掘から製品化にいたるまで、実際に携わった方からの説明を受け、外食・中食産業で活躍を目指している「食創造コース」の学生たちは、将来の自分の姿を重ね合わせ真剣に受講していました。
説明後、学生たちは希少糖(アルロース)を使用したレシピを検討し、「メレンゲに希少糖(アルロース)を混ぜ込んでも効果は変わりませんか?」など具体的な質問を岸本様にしていました。
また、1型糖尿病を発症している方が希少糖(アルロース)を使用し、初めてケーキを食べることができたとのお話を聞き、松谷化学工業株式会社様の企業理念である【「自然の植物から生まれた澱粉で豊かな生活を支えます。」安心・安全で、品質の高いでん粉を研究し、製造、販売しながら、日本のみならず世界の人々の健康な生活に寄与し、貢献します。】について学生たちも理解したようでした。


なお、本学基幹研究チームは食のバリアフリー化を掲げ、食後の血糖上昇やインスリン分泌を抑制する効果のある希少糖(アルロース)を使用した水ようかんを開発し、大阪・関西万博でも出展いたしました。

