京都市立病院「大規模災害対応訓練」に本学学生が参加しました(11月22日)

2025年11月22日(土)に京都市立病院で実施された大規模災害対応訓練において、本学から以下の学生15名が患者役として参加しました。

・看護学科:9名
・福祉リハビリテーション学科 作業療法専攻:4名
・短期大学部 ライフデザイン学科:2名

異なる専門分野を学ぶ学生が、同じ現場で学ぶ貴重な機会となり、実践的な災害教育および多職種連携教育の充実に大きく貢献する取り組みとなりました。

本訓練では、負傷患者役として実際のトリアージや救急対応を体験し、医療者チームの活動を間近で見学することで、講義だけでは得られない“現場の緊張感と連携の重要性”を体感しました。また、参加学生からは、訓練を通じて得られた学びや今後のキャリア形成につながる気づきが数多く寄せられました。



今回の訓練に参加し、トリアージの流れや導線管理、緊急度の判断、医療従事者の動き・考え、意思決定を学びました。多職種(医師・看護師・薬剤師・放射線技師等)の方が瞬時に役割を判断し連携される姿を実際に見て、災害医療時だけではなく、普段から多職種間のコミュニケーションの重要性を実感することができました。学生たちは普段の実習から多職種連携を意識することの大切さを肌で感じる機会となりました。

また、今回の訓練では患者役を体験することができ、特に災害時は患者の方々の不安や緊張が通常時よりも高まることを知ることができました。患者役として現場の混乱や緊張感を体験することで、自身が医療従事者通して携わった際は「患者の不安を先読みして声をかける重要性」にも気づく機会ともなりました。



本取り組みは、災害医療・緊急医療をリアルに近いかたちで体験的に学ぶことによって、多職種連携(IPW)の理解向上、体験からでしか知ることができない学び、学生自身のキャリア形成の一助となるよう実施しております。

今後も、本学では地域医療機関との連携を深め、学生の実践力育成につながる教育機会の創出に取り組んでまいります。

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