嚥下調整食とその物性評価・官能評価

本学の基幹研究「嚥下調整食・機能性食品チーム」では、食べ物を飲み込む力が低下した方に対応する食品の物性(硬さ・まとまりやすさ・付着性)を機器で測定し、物性レベルを判定する活動を行っています。

嚥下食ピラミッドの物性範囲(硬さ・凝集性)と和菓子の測定値

※付着性については、それぞれのお菓子の測定値をご確認ください

京都光華女子大学は、京介食推進協議会と産学連携の包括協定(共同研究契約)を締結し、
嚥下調整食の認定機関として活動しています。

京介食推進協議会

医療・介護の多職種による食支援の団体「京滋摂食嚥下を考える会」(2010年~)で開発されてきた、嚥下調整食の京料理・和菓子や清水焼・漆器で作った介護食器などの製品を、販売目的の生産活動へ展開していくために、京都の医療・介護の職種と伝統・地場産業との融合を表す新ブランド「京介食ブランド」が2019年に創設されました。
その運営母体が京介食推進協議会です。

京介食推進協議会 公式サイトへ

紫野和久傳

京都の高台寺門前にある老舗料亭「和久傳」のおもたせ専門店として、1993年に開店され、店舗販売、通信販売を行っておられます。
「おもたせ」とは、来客が持ってこられた手土産のことを丁寧に表現する言葉です。
「紫野和久傳」では、海の幸・山の幸を使った数々の和総菜のほか、れんこんを使った「西湖」などの和菓子も販売されており、料亭の本格的な味をそのまま家庭で味わうことができます。