2014.05.09

「嵐電ブランド向上沿線イベントプロジェクト」キックオフミーティング「嵐電 事業推進部長のお話に学ぶ」

5月9日、『嵐電プロジェクト』が、いよいよ本格始動しました。
まずは、「嵐電(らんでん)」の愛称で知られる京福電気鉄道のことをよく知るために、嵐電で営業や沿線へのサービスなどを担当されている事業推進部の責任者・鈴木部長をお迎えし、100年を超える嵐電の歴史や、利用者数や客層などの現況、そして嵐電のイメージ向上のために取り組んでこられたこれまでの事例などをお話いただきました。

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さまざまなことを試みておられることを、その旗振り役を長年つとめてこられた鈴木部長から直接お伺いすることができて、学生メンバーは、企業の息遣いというものを肌で感じることができたようです。取り組みのおもしろさだけではなく、身の引き締まる思いもしたのではないでしょうか。

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社員がアイデアを提案することから始まった取り組みの中には、今では恒例の人気イベントになっているものもたくさんあるそうで、「まずはやってみる! そこで得た反省を活かして次につなげる」という前向きの社風、「乗客の皆さんに喜んでいただくこと」を日夜考えておられる社員のみなさんの姿勢が、ひしひしと伝わってくるお話でした。このような方々と一緒に物事を考える機会を得られたことに、まずは感謝です。

お話のあとの質問では、脇田先生の素敵な質問を皮切りに、新たに聴きたいこともどんどん沸いてきたようで、「部長さんの大好きな駅はどこですか?」といった個人に焦点をあてた質問から、「これまで取り組んで成功したこと、失敗したことは?」「外国人観光客向けに取り組んでいることは?」など、具体的な問いもたくさん出てきました。学生の質問にしっかりと向き合ってくださった部長のおかげで、メンバーたちは、求められているミッションの大切さをしっかり感じ取ったことと思います。

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この日の活動終了後、前回のミーティング「日経MJ新聞の読み方講座」を受けて、日経新聞から参加していただいている担当の上杉さんに、スクラップブックの使用法について質問するメンバーもいました。関心を持った記事から思考を展開していくことを身になじませる経験を活かして、発想を自由に、いろんなアイデアを考えてほしいと思います。そのためには、なにはともあれ「現場」を知らねばなりません。次回はメンバー全員で、嵐電に試乗し、嵐電を、そして沿線の空気を、“感じ取る”機会といたします。