2025.01.30
次世代科学者育成プログラム第3回開催 ~光合成色素を分取してみよう~
2025年1月26日(日)、京都大学宇治キャンパスのエネルギー理工学研究所において、次世代科学者育成プログラムの第3回目が開催されました。 小学5年生から中学3年生までの47名が参加し、6人の生徒と1人の京都大学教員またはティーチングアシスタント(TA)の大学院生が1チームとなって実験を行いました。
今回のテーマは「光合成色素を分取する」です。実験前の講義では、太陽の光に含まれている色の種類や特徴、植物が緑色に見える理由について学びました。その後、初めて手にする器具を駆使しながら光合成色素を分離する実験を行い、植物には色や特徴の異なる数種類の色素が含まれていることを確認しました。
今回は、それぞれの生徒が異なる種類の植物から異なる液体を使って色素を分離する実験を行い、その結果をチーム内でお互いに見比べました。チームごとに実験を指導した教員やTAに、子どもたちが積極的に質問する場面も多く見られました。
実験後のアンケートでは、「実験は個人の技術だけでなく、コミュニケーションも大切だと思った」、「これまでの知識を深めることができた」といった感想が寄せられ、実験におけるコミュニケーションの重要性を認識し、探究心を高める貴重な機会となりました。
【講座担当】中田栄司准教授(京都大学 エネルギー理工学研究所)

次回の開催予定
日程:2025年2月16日(日) 場所:京都光華女子大学
テーマ:「脳の機能 脳の損傷後に起こること~障害がある人でも普通に生きていける社会とは~」
このプログラムでは、障害を抱えながら生きる人の気持ちを体験し、“思いやりの心”を育てることを目的としています。体験型学習を通じて、知識・理解もより深まることが期待されます。