2015.02.16

涅槃会を行いました

2月16日、本学園 慈光館太子堂にて、釈尊(お釈迦様)入滅の日(=ご命日:2月15日)に、釈尊への報恩の意を表し、み教えを改めて聞思する機会として、涅槃会が行われました。
対象は在校生を代表して中学1年生と教職員でした。

司会より、本尊の脇に掲げられた大涅槃図を観ながら、お釈迦様が、出家をされ、お悟りを開かれたことや、沙羅双樹のもとで亡くなられた様子についての説明がありました。
音楽法要、勤行に引き続き、真東 徳博学園宗教部員による法話が行われました。

法話では、お釈迦様の誕生・成道・涅槃の3つの時期に、お釈迦様がおっしゃられたお言葉を取り上げ、お話されました。
1つ目の誕生では、「天上天下唯我独尊」という言葉を取り上げ、「私たちはたった一つの尊い命を与えられている。一人ひとりが尊く、与えられた命を精いっぱい生きることが大切である。」とお話ししました。2つ目の成道では「縁起」という言葉から、「あらゆるものは、あらゆる関係性の中で成り立っている。それぞれが支え合っており、一人で生きているのではない。ご縁そのものが私となっている。」とお話し、3つ目の涅槃では「自灯明・法灯明」という言葉から「真実の教えを鏡として自分自身を見つめることが大切である。」とお話しました。最後に「涅槃会に参加することで、お釈迦様のみ教えを学び、自分自身考える機会としてほしい」と結びました。