多世代でつくる「安心の居場所」 認知症カフェ「華まるカフェ」を開催しました。

2026年7月7日(火)、京都光華大学聞光館2階のキャンパスモールで、認知症当事者・ご家族・支援者・学生たちが多世代で交流する認知症カフェ「華まるカフェ」を開催しました。当日は地域の方、福祉系専門職や関係機関の方、本学の教員・学生ら約40名が参加し、認知症への理解を深めながら「休まる・ゆるめる」温かい場を共に創出しました。

「華まるカフェ」が生まれた背景

大学がある右京区葛野・西京極地域では、認知症の当事者やご家族が安心して過ごせる居場所が少なく、活動の選択肢も限られていました。また、大学側としても、地域のお住まいの方が大学に気軽に立ち寄り、地域課題と向き合う機会が限られていたという課題がありました。

そこで、京都光華大学と京都市葛野地域包括支援センターが共創し、京都市葛野地域包括支援センターが実施する認知症カフェ「まるめるカフェ」の理念を継承した新たな試みとして「華まるカフェ」を立ち上げました。本活動は、健康・未来創造キャンパスの社会実装と、認知症の人が安心して暮らせる共生社会に向けたWell-Being共創の実践を目的としています。

当日のプログラム

時間 プログラム
13:00 開会のあいさつ
京都光華大学地域連携推進センター センター長 関 道子
13:05 関係機関の紹介
13:10 ミニ講座
右京区認知症初期集中支援チーム 森村 実紀 氏
認知症対応型デイサービス海ぶどう 櫛田 裕之氏
13:30 情報交換・交流
13:55 閉会のあいさつ
京都市葛野地域包括支援センター センター長 根来 正彦 氏

ミニ講座では、「認知症に早く気付くポイント」や「認知症の方への声のかけ方」について、専門職から実践的な学びが提供されました。

七夕の短冊に願いを 交流の時間

座談会・茶話会がメインの交流時間では、七夕の短冊に願いを書き、参加者同士が和やかに語り合いました。

認知症や介護サービスのことや不安なこと、健康の秘訣等、さまざまな話題について学生と地域の方が同じテーブルで気軽にお話しし、心地よい世代間交流が生まれました。また、同じ建物内にある和カフェ「光庵」による珈琲提供も、交流をより温かく彩りました。

参加者の声

今回の取り組みには医療・福祉系専門職を目指す学生や心理学を学ぶ学生が参加しました。参加後の振り返りでは、「認知症の方に対する支援の仕方や声掛けの仕方だけでなく、相手の視点で考えることが大切だということがわかりました」という感想が寄せられ、新たな学びがあった様子でした。

また、地域の方からは「若い人にも共感いただき時間がたつのが早く感じた。」「学生さんと話できてよかった。楽しかった。」といったお声をいただきました。学生と地域住民が互いの立場を理解し、安心できる関係を築く第一歩となったことが、今回のカフェの大きな成果です。

今後の展望

次回は認知症そのものをテーマにするのではなく、多くのご高齢の方の関心が高い内容、例えばオーラルフレイル予防などを取り上げる予定です。多様な交流を生み出すための工夫を続けながら、多世代と交流できる「華まるカフェ」は、今後も継続的な居場所として進化し続けます。次回は2026年11月10日に開催予定です。

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