2015.02.23

学園太子忌を行いました

2月23日、本学光風館講堂で学園太子忌を行いました。太子忌は、各校園代表(学生・生徒・児童・園児代表)と教職員を対象に、聖徳太子のご命日に、太子のご遺徳を偲ぶとともに、太子が日本にお広めになった仏さまの教えを聞思する法会です。
献灯、献花、そして勤行が行われる中、各校園の代表者が献香しました。

続いて、本学一郷正道学長による法話が行われました。法話では、まず、なぜ太子忌を行うのか、本学園の成り立ちを交えて説明した後、仏教の教えによって日本を平和な国にしたいという聖徳太子の考えを基に、「戦争や争いはいけないことであり、私たちの身の周りにも言葉の暴力や心の暴力などの争いは起きていませんか」と問いかけました。そして、「日本や世界が平和になるためには一人ひとりの心が平和でなければいけない。そのためにも、一人ひとりが持っている良いところを大切にし、個性を発揮できる世界をつくらなければいけない」と説きました。
最後に、「人間はいろいろな人やモノとの関わりの中で生きており、私はすべてのモノのおかげによって生かしてもらっている、と考えれば、自然と目に見えるモノだけでなく、目に見えないモノにも感謝できるのではないか、そうすれば周りと争うことはなくなるのではないでしょうか」と結びました。