2月19日に、昨年9月から取り組んできた産官学連携プロジェクト「京都西川」の商品企画提案を、京都西川の方々をお招きして行いました。

今回は、若い女性に向けた新しい寝具提案と、こども用枕についての提案です。新しい寝具の提案は、今までにない形状で心が安らぎ、温かさも保たれるものや、ファッションのトレンドにこだわったものなどです。こども用枕の提案は、睡眠と成長の関係がにわかに注目されるなかで、実際の市場で支持されるためのブランドコンセプト、それに基づいたネーミング、広告などの展開、パッケージデザインと店頭などでの販売促進などの提案をしました。

京都西川との取り組みは今年で4年目を迎えますが、今回の発表は単なるプレゼンで終わるのではなく、これを商品化するためのプロセスと捉え、学生と京都西川の方々とできるだけ近い距離で意見交換ができる場での提案をさせてもらいました。
京都西川からは、学生の提案に対してどれも新鮮なアイデアだと評価をいただきつつ、商品などへの現実化にはまだ実際の製造上の問題、販路の問題などを検討する必要があり、それらを詰めて、次年度にはより具体的な課題を提示したいとの方針をいただきました。

参加した学生にとって、約5ヶ月間の短い期間にもかかわらず一定の提案としてまとめられたこと、京都西川という実際の企業担当者から評価と課題をお伺いできたことは、将来、いろいろな企画提案していく上で大きな学習になったのではと思います。
この産官学連携プロジェクト「京都西川」は平成27年度から前期・後期通しての通年科目になり、京都西川との連携をさらに強め、学生の提案が実際の商品になるなど、より具体化できる連携体制になる予定になっています。