2015.09.10

健康栄養学科 4年生による「公衆栄養学臨地実習報告会」を開催しました

8月28日(金)に、健康栄養学科4年生による「公衆栄養学臨地実習報告会」を開催しました。

本学科では、4年次に公衆栄養学臨地実習として、京都府内保健所または京都市内保健センターにおいて3日間の施設実習を行います。3日間という限られた実習期間のなか、臨地実習での学びが深められるよう、学内の事前学習として、実習先の管轄区域の地域特性を調べる「地域新聞」の作成を行っています。

区域の人口構成や疾病構造、生活習慣状況等の統計情報を収集し、新聞という「形」にします。また、京都府・京都市の健康栄養状況を調べるために、必要な統計情報を引き出し、調べた統計データを解釈し背景要因を考えます。

当初は、自分たちが必要とする情報がどこにあるのか、なかなか見つけられず、新聞作成にかなり苦労する場面もありましたが、事前準備をしっかり行い実習に臨めたことで、実りある実習につながりました。このように苦労して作成された「地域新聞」は、当日、報告会が行われた教室の壁に貼り出されました。

報告会では、行政の先生方にお越しいただき、活気と緊張感のある中、活発な討議が行われました。実習で身につけたことを糧に、学生たちは2016年度管理栄養士の国家試験に向けて互いに切磋琢磨しながら勉強に励みます。この実習を通して地域を知ることや、人を知ることの大切さ、また、一つのことに取り組み頑張ることの素晴らしさを学んだのではないでしょうか。