2015.10.01

企業訪問研修としてANAクラウンプラザホテル京都を訪問いたしました

8月6日、キャリア教育の一環としての体験学習、「ホテル訪問研修」を実施いたしました。この研修は、さまざまな現場で働く方々の生の話を伺い、実際の業務を自分の目で見て働くことの意義を考え、自らの進路デザインや将来設計に役立てることを目的に実施しております。

今回のプログラムは「テーブルマナー」について、何故にその決め事があるか、またどのようなことに配慮するのかを、接客する側とされる側、双方の立場についてお話しを伺い、続いて各部署で業務にあたっておられる若手のスタッフの方からの業務紹介、体験談、働くいとうことへの思いについて伺いました。

初めに、前年度もお世話になった宴会サービス部・婚礼部の本部長から、ホテル業務の全般と、プロフェッショナルとしての接遇についての講話をお聞きし、実際にコース料理をいただきながら、「食事をいただくときの周りへの配慮」とともに、理にかなった作法と美しい所作のレクチャーを受け、テーブルマナーの基礎知識を学びました。また、サービスする側のきめ細かい心配りの仕方やタイミングなどを見せていただきました。併せて長年携わってこられた国内外からの大切なお客様との貴重な体験談や、おもてなしをされた方々との楽しい交流や大事にされている信頼関係などを聴かせていただきました。

次に、コンシェルジュ、ベル、ブライダル、料飲の部門の方から現在の仕事への思い、ご苦労や達成感などをお話しいただき、学生たちは熱心に聴きながらメモを取っていました。

いずれの方も「ありがとう」の言葉とお客様の笑顔に達成感を感じて励んでおられるとのこと、と同時にプロとして日頃から向上心をもって努力を続けておられることがよく判りました。

学生から提出されたレポートには「たくさんの従業員の方が1つのこと(お客様に喜んでもらえる)を考えて接客しておられることがステキと思った」「皆さんが輝いているのにはちゃんと理由あるんだと思ったし、今も勉強し続けて凄いと思った」「何事も相手の立場になって考え、お仕事をなされていた」「テーブルマナーは相手に対する礼儀でもあることがわかった」など、貴重な体験を通して得られたことが多くつづられ、他者への思い、自身の研鑚、チームワークの大切さという、社会人として培ってほしい心のあり方と、就労意識を高める有意義な研修となりました。