2016.08.02

「りゆうがあります!子どものこころ~絵本で読み解く心理学~」(心理学科スペシャルイベント)

7月30日(土)、本学オープンキャンパスにて、心理学科スペシャルイベント「りゆうがあります!子どものこころ~絵本で読み解く心理学~」を開催しました。
第1部は、「りゆうがあります」(ヨシタケシンスケ絵・作)の絵本を題材に、心理学科の3つのカリキュラムモデルの各視点から、心理学科教員3名がミニ講義を行いました。

まず、「社会・職場で活かす心理学」の視点から、「親子のコミュニケーション」をテーマに、心理的リアクタンスや、親の理屈・子どもの理屈に隠された心理について講義が行われました。

続いて、「子どものSOSに応える心理学」の視点から「子どもの特徴」をテーマに、絵本に登場する子どもの言動に基づき、幼い子どもの行動の特徴や思考の特徴が紹介されました。

最後に、「ヒューマン・ケアの心理学」の視点から、「子どものための心理療法・子どものくせ」をテーマに、遊戯療法の意義や、神経症習癖についての説明と共に、絵本の子どもの特徴について解説されました。

第2部では、心理学科の卒業生で、京都市常盤野児童館に児童厚生員として勤務されている君島美香さんより、児童厚生員の仕事の内容や、働くにあたって一番気をつけていることなどの体験談をお話しいただきました。

長時間にわたり、最後まで熱心に聴いてくださった来場者の方々には心より御礼申し上げます。心理学を学ぶことの意義や学んだことを実際に社会でどのように活かしていくかということについて考える手がかりにしていただければ幸いです。