2017.01.11

元ABC朝日放送アナウンサー 清水次郎氏、映像制作プロデューサー 田名部啓氏を講師としてお迎えしました

12月8日(木)、短期大学部ライフデザイン学科の科目「声と表現Ⅱ」(担当教員:松田青華 非常勤講師)において、元ABC朝日放送アナウンサー 清水次郎氏、映像制作プロデューサー 田名部啓氏のお二方をゲストスピーカーとしてお迎えし講演を行っていただきました。

本科目は「言葉で伝える技術、表現力を身に付ける」を授業テーマとして掲げ、好印象を与えるための声の作り方や人を惹き付ける表情、魅力あるトーク内容の作り方など、社会性やコミュニケーション能力を習得することを目的としています。

今回、講師にお迎えした清水次郎氏は、アナウンサー時代は「全国高校野球選手権大会」や「プロ野球中継」をはじめとしたスポーツ実況に定評のある関西ではお馴染みの局アナとして活躍され、自らがかねてから抱いていた”教師”への夢を追い、2016年6月に局を退社、教員採用試験に挑み、見事、来春から兵庫県内の公立高校の教師として教鞭に立たれる予定という異色の経歴をお持ちです。
田名部 啓さんは、スポーツ映像を中心に様々な番組映像を手掛ける映像制作プロデューサーです。

講義では、「社会でのコミュニケーション」をテーマに、ご自身が積み重ねて来られたキャリアの経験を踏まえ、「職場内で人間関係を円滑に進めていくことが成功の近道になる」「人付き合いが上手い人は仕事を任されやすく、それが信頼へと繋がっていく」など、信頼関係の大切さについてご説明いただきました。

学生から投げかけられた「どんな人と一緒に働きたいと思うか?」という問いに対し、お二人が共通しておっしゃっていたことは、「意思の疎通ができること。相手(上司や取引先)が自分に対して何を求めているのかを常に考え、行動することが出来る能力が優れた人」と、ご自身のご経験を踏まえながら、ていねいに回答していただきました。

講義終盤では、お二人の仕事内容やテレビ業界の裏話など、滅多に聞くことのできない貴重な機会に、学生から多くの質問が投げかけられました。

講義の結びとして、お二人から「1、2年後社会に出たときに、必ず辛いことが待っている。だが、それに腐らずに頑張ってほしい。頑張っていれば必ず良いことがある。また、学生時代から人に感謝される力を身に付けて欲しい。」と、これから社会へ出る学生たちに対して、期待の意を込めエールを送っていただきました。