2020.10.29

キャリア形成学科2年生による自主企画「新入生交流プロジェクト」を実施している学生にインタビューを行いました

キャリア形成学科の2年生たちは必修科目「発展ゼミⅡ」の中で、コロナ禍で思っていたような学生生活を送ることができていない1年生たちがこれから楽しい大学生活を過ごせるよう「新入生交流プロジェクト」を自主的に立ち上げ、実施しています。

今回、プロジェクトを実施している2年生にプロジェクトを立ち上げたきっかけや思いなどについて、インタビューを行いました。

「新入生交流プロジェクト」を始めようと思ったきっかけを教えてください。 

■I.Kさん
1年生同士での友達作りがオンライン上であるため難しく、厳しいという状況を耳にし、それを解消するために2年生である私たちが友達作りの手助けをしたいと思いました。
また、一泊研修旅行も無くなったことで、他学年との交流もなく、不安を抱えたまま日々の大学生活を送っている1年生に対して、私たちの体験談などを話し、少しでも楽しく充実した大学生活を過ごしてもらいたいと思い、このプロジェクトを始めようと思いました。

■I.Mさん
新型コロナウイルスの影響により、これまでとは全く違う大学生活となってしまった状況の中、1年生から対面授業が月に1回ほどしかないため、「大学生活で先輩がどのように過ごしていたのかわからない」や「友達がなかなかできない」という不安や悩みを聞きました。
そこで、1年間学生生活を経験してきた私たちが実際に悩みを聞いたり、相談に乗ることで不安が解消されたらいいなと思ったからです。
また、交流する場を設けることで、友達づくりの手助けができたらいいなとも思いました。不安が少しでも減り、コロナ禍でも楽しい大学生活を送ってほしいと思います。

プロジェクトを行うにあたり、どのようなことを意識されていますか。 

■I.Kさん
プロジェクトを行うにあたって、1年生同士での会話も緊張する状況であると思ったので私たちが話しかける際には、気軽な話し方をするように心がけました。
また、グループワークに入る前に、1対1でのアイスブレイクを行うなど、徐々に慣れていってもらえるようにしました。

■I.Mさん
親しみやすいと思ってもらえるようにフレンドリーに接することを意識しています。
また、小さなグループに分かれて、お互いについて深く話す時間を設けたり、多くの人と交流してもらえるよう同じメンバーにならないようにグループ分けをしたりしています。

今回のプロジェクトを通して、1年生たちにはどのようになってほしいと思いますか。 

■2年生:I.Kさん
今回のプロジェクトを通して1年生には、学内に安心できる場所があるということを知ってほしいです。
入学してからオンライン授業が続き、孤独感を感じながら授業を受けていたと聞きました。
なので、今回のプロジェクトが、1年生にとって、同級生と交流ができる楽しい時間になってほしいと思っています。

■I.Mさん
大学生活をぜひ楽しんでほしいと思います。
また、友だちもたくさん作って、普段のオンラインの授業でも、分からないことがあったら助け合い、一緒に頑張れるような人も見つけてほしいなと思います。
何より、このプロジェクトが大学に行きたいと思えるきっかけになれば嬉しいです。

思ったような大学生活が送ることができていない新入生やこれからの大学生活に不安を感じている受験生に向けて、メッセージをお願いします。 

■I.Kさん
コロナ禍で大学生活についての不安が絶えないと思いますが、私たちのプロジェクト以外にも本学ではさまざまな企画や対策をしているので、楽しく充実した大学生活を送れると思います。
一緒に頑張っていきましょう。

■I.Mさん
これまでとは全く違う状況で、これからもどうなるか分からない中、不安なことはたくさんあると思います。
けれど、私たちはいつでも相談に乗ることもできるし、一緒に解決していくこともできるので、なんでも相談して頼ってください。
私たちももっとたくさんの人と関わりたいと思っているので大歓迎です。不安なことがあっても先生や先輩たちのサポートもあるので安心してください。楽しい大学生活になることを願っています。

プロジェクトに参加した1年生たちからは、一泊研修などのイベントが中止になり、対面授業が少ない中で、多くの人と交流できる機会を設けていただいたのは大変ありがたかったという感想があがっていました。
次もゼミのみんなと交流が持てそうなプロジェクトがあればぜひ参加したいといった声も聞こえ、1年生たちにとって非常に有意義なプロジェクトであったことが伺えました。

また、2年生たちもプロジェクトを通して、人前で話すことの苦手意識が無くなったり、課題を発見する力や改善するためにはどうしたらよいか考える力が身についたと語っており、自分に自信を持つことができた様子でした。

今後も本学では、教職員だけでなく在学生とともに、コロナの影響で思うような学生生活を送れていない新入生大学生に寄り添い、満足のいく学生生活を送れるよう支援していきます。