2021.06.11
文部科学省「就職・転職支援のための大学リカレント教育推進事業」に採択されました
新型コロナウイルス感染症の影響により、雇用構造の転換が進展する中で、新たな能力を身に付け、自己のキャリアアップにつなげるために非正規雇用労働者、失業者等への支援が喫緊の課題となっています。
このため、文部科学省が全国の大学を対象に、労働局・ハローワークや企業等との協働で、即効性の高いリカレント教育プログラムを公募し、この度、本学のプログラムが採択されました。
なお、採択された40大学63プログラムのうち、最高評価点を獲得しました。
■プログラム名:
多様な知識で貢献する次世代ケアワーカー育成プログラム
■プログラム内容:
介護分野は慢性的に人手不足の状態にあるが、高齢社会の進展に伴い、さらに多くの人材が必要となる。介護職は仕事が厳しく労働条件が低いという先入観が強いが、技術革新や地位向上のための取組みによって環境変化が著しい分野でもある。こういった現状を求職希望者に広く知ってもらうとともに、様々な場面での対応能力が期待される介護職員の職務内容を鑑み、多様な知識やスキルを体系的に学ぶことができるカリキュラムを提供することで、手堅い就職につなげる。
■習得する能力:
- 多職種連携が前提となる施設介護スキルに加え、在宅ケアに必要な多岐にわたる知識の修得
- 被介護者と自身を守るカウンセリングマインド、虐待への対処法の修得
- 被介護者のための制度利用をサポートする知識
- 法令知識の学習による就業者自身を守る力
- サービス介助や防災介助など一般家庭でも役立つ知識
■カリキュラム
5種43講座からなるカリキュラムにより、社会のニーズに沿ったケアワーカーの養成を行う。
- 専門職連携/
専門職からみた在宅ケアの現状と将来など多面的知識を修得する。
「看護師からみた在宅ケア」「管理栄養士からみた在宅ケア」「地域包括ケアシステムの仕組み」など - スキルアップ/
現場での暴言や虐待といった不測の事態に対応する力や、利用者の立場に立った対人スキルを身につける。
「アサーティブトレーニング」「カウンセリングマインド」「家庭内の虐待への対処」など - 専門知識・職場実習/
社会福祉施設と連携し、座学と現場実習を組み合わせて介護の専門知識とスキルを修得する。
「介護におけるコミュニケーション技術」「AIが変える在宅医療」「職場研究」など - ビジネススキル/
ITリテラシー、各種法令の調査技術を修得し、情報収集・活用力などのITスキルを修得する。
「ビジネスマナー」「マネジメント演習」「評価される報告書の書き方」など - 専門職資格対策/
介護職員初任者研修を提供し在宅ケアワーカーの資格取得をめざす。通所支援(外出補助や外出先での支援)など介護現場以外でも役立つガイドヘルパー、防災介助士、MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)他、教養科目を提供する。
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