2021.07.13

『ドッグトレーナー(犬の訓練士)として活躍中の卒業生による講演を行いました』

7月9日(金)、キャリア形成学科1年生の必修科目「女性の生き方・働き方」で、本学人間関係学部 人間関係学科(現在 心理学科)を卒業後、現在ドッグトレーナー(犬の訓練士)として活躍中の卒業生による講演が行われました。

本科目は、キャリア形成学科のカリキュラムの特色の一つである女性エンパワーメント科目に位置づけられ、卒業生のキャリアモデルを通して女性を取り巻く社会環境やライフスタイルがどのように変わってきたのか、現在の女性が一般的に体験するライフイベントとしてはどういった事象があるかを学修し、他者の生き方を好意的に受け入れる力を身につけ、女性を取り巻く社会環境を理解することを目的としています。

講演ではご自身の経験をもとに学生時代の過ごし方や、現在のお仕事の内容など、ご自身のキャリアについていろいろとお話しいただきました。
ドッグトレーニングにおいて「怖がらせたり、怒ったりする訓練は対処療法でしかない。体罰を与えずに、その子が何に不安を持っているのかなどの原因追及をし、まずは安心できる環境を整えてあげることが重要」とお話しされていました。
ドッグスクールで学ばれた訓練方法から、犬に寄り添った現在の訓練方法にメソッド転換されたことで、ご自身でも天職と感じるようになったともおっしゃっていました。

また、当日は卒業生の飼い犬であり、京都府警察の嘱託警察犬でもある「トライくん(犬種:パピヨン)」にも参加していただきました。
トライくんは、爆発物などを探す嘱託警察犬の爆弾捜査部門や、災害救助犬として被災地での捜索など様々な場面で活躍しているとご紹介いただきました。

講演の最後には、卒業生から「(1)目の前の課題に全力で取り組む、(2)ターニングポイントを大切に、(3)自分をしっかりと持つ」これら3つが大切であると、学生にエールが送られました。
参加した学生たちはメモを取りながら熱心に耳を傾けていました。

この講演を聞き、学生たちが、自分自身の将来のキャリアビジョンを広げ、目指す将来像に向かって、学びを深め、成長してくれることを大いに期待しています。