2014.02.04

京都西ロータリークラブ主催「高校生環境サミット」が開催されました

1月25日、高校生が環境保全の課題や解決策を考える「高校生環境サミット」が本学慈光館太子堂にて開催されました。<br />
本サミットは次世代を担う若者の発表の場を通じて、社会全体として環境問題を考えようと、京都西ロータリークラブの主催で行われ、京都府立嵯峨野高等学校、京都市立西京高等学校、京都外大西高等学校、京都光華高等学校の各校の生徒のほか、来賓には藤田京都市副市長、桐澤右京区長をはじめ、教育関係者やロータリー会員など多くの方々にご参加いただきました。

京都西ロータリークラブ会長の菱田多賀志氏による開会の挨拶のあと、藤田副市長に来賓を代表してご挨拶いただき、その後NPO法人「環境市民」理事でフリーアナウンサーの下村委津子氏をお招きし「地球環境と私達の暮らし」と題した基調講演が行われました。講演では、「一人ひとりがモノを選ぶとき、リサイクルやフェアトレードの商品を選ぶなど、”環境”という視点を加えるだけでもいい。環境問題をわがこととして捉え、自分から変わっていくことが大切!」とお話しされました。

次に、昨年開催された中学生環境サミットに出場した西京高等学校付属中学校の代表生徒による日頃の環境活動の発表の後、高野拓樹准教授(本学園環境教育推進室長)コーディネートのもと嵯峨野、西京、京都外大西、京都光華の各校の代表生徒がパネリストとして参加し、パネルディスカッションを行いました。

パネルディスカッションでは、まず、各校の環境保全活動について発表し、京都光華高校1年の西田佳奈美さんが「使用済み紙タオルを利用したバイオエタノール生成実験」を紹介しました。続いて参加者は、それぞれの発表を基に「費用対効果について」や「技術力の向上は必要だが、新たなビジネスチャンスも生まれるはず」などと意見を出し合いました。また、下村委津子氏にも討論に加わっていただき、活発な意見交換が行われ、高校生の環境への関心の深さや意識の高さに期待が持てたサミットとなりました。

最後に、京都西ロータリークラブメンバーである本学園 阿部敏行理事長よる全体講評が行われ、高校生の純粋で活発な意見交換に謝辞を述べると同時に、今後、さらにこのような若者の意見交換の場を通し、社会全体として、環境保全に対する理解を深めていくことが重要であると述べました。

光華女子学園は、このような機会に積極的に参画し、学園全体としてのエコキャンパスの創造に今後もより一層取り組んでまいります。