12月12日、短期大学部ライフデザイン学科で「ブライダル」を学ぶ学生が、企業との連携による学外参加型学習の一環として、結婚式祝宴のテーブルコーディネートを企画・担当させていただきました。

　この企画は、本学卒業生で元職員の方からのご紹介によるもので、知人である新婦様がお身内だけでの神社での挙式と料亭でのご祝宴を開催されるにあたり、新郎新婦様の想いを表現できる温かで手作り感のある場にしたいとのご意向を聞き、本学学生がアクティブラーニングとして参画することのご提案をいただき、新郎新婦様のご快諾のもと実現いたしました。

　企画に当たっては、先ず新婦様へのアンケートをお願いし、結婚式、ご祝宴に対してどのようなお考えをお持ちか、またお好みのカラーなどもお訊きしました。生まれ育った京都の神社での挙式、日本文化の美しさを感じる和装での挙式、ご祝宴をとの思いを受け、和風のテーブルコーディネートについて話し合い、イメージに合う花や装飾品などを調べ、企画書にまとめました。

　11月の授業には、この挙式をコーディネートされる㈱クリエイトウエディング社長 梅木様(ウエディングプランナー)に加えて、テーブルの装花を担当いただく㈲集花園社長 谷奥様(オランダ国際フラワーライセンス公認講師)、そして全体のアテンドの元職員の方に来学いただき、企画書のプレゼンを行いました。お祝いの席の決まり事や、季節に合ったお花の条件など、皆さまからの細やかなアドバイスを受けて企画案をさらに修正し、当日までの授業毎に元職員の方にお越しいただいて確認をしつつ、準備を進めました。

　タイトなスケジュールの中での今回の企画であり、また、提案した内容もかなりの変更をすることになりましたが、プロに教えていただき学ぶことも多く、学生同士、助け合いながら心を込めたテーブルコーディネートに取り組むことができました。 新婦さんの好きな紫色を基調にテーブルクロス、テーブルセンターを作成し、装花も紫の濃淡で仕上げ、おめでたい苔玉に挿し枝をして和紙・千代紙で折り鶴を配しました。ご家族のお席にも和紙の敷き紙と大小の折り鶴を飾り、お祝いの気持ちを表現しました。

　当日は、吉田神社の挙式から見学・撮影するチームと、直接、祝宴会場の料亭 左阿彌様で準備をするチームに分かれての参加としました。 ホンモノの挙式、祝宴にスタッフとして参加し、バックヤードも見学、さらにウエディングプランナー、美容師さんなどからのお話しも伺い、貴重な経験をさせていただきました。 新郎新婦様、ご家族の皆様がとても喜んでくださり、「学生の皆さんにお願いしてホントに良かった、これからも頑張ってください」とお礼と励ましのお言葉をいただきました。

　本学には、さまざまな分野、業界から学生を応援し、学びの場の提供、連携をしてくださる方々がおられます。 これからも多くの関係者とのご縁を大切にし、社会で活躍するために必要な力「LDC」を身につける共に、京都光華の学生ならではの「こうかの心」をもった心豊かな人材を育成して参ります。