2023.02.27

「KOKA癒しカフェ」を開催しました

本学の基幹研究「認知症の予防と共生に向けた社会実装研究―京都市右京区をフィールドとした光華モデルの創出」チームと本学地域連携センターが企画し、2月18日(土)に介護者に向けた「KOKA癒しカフェ」を開催いたしました。

2回目となる今回は、はじめに補完(代替)療法について、看護学科教授の中平みわ先生にミニ講話をしていただきました。補完(代替)療法には、アーユルヴェーダや中国伝統医学、マインドフルネス、マッサージ、鍼治療、レイキ、サプリメントなどがあり、私たちも普段から「病院に行くまでもないのだけど、疲れを取りたい」というようなときに、取り入れることがあると思います。日本国内では、現在保険診療に該当していない領域ですが、米国では、国立衛生研究所(NIH)や国立補完統合衛生センター(NCCIH)、大学や医療機関等で補完(代替)療法の教育・研究が公的に積極的に進められています。

エネルギー療法の一つであるレイキについて解説された後は、参加者が心身ともにリラックスしていただくため、レイキ・ヒーリングを体験しました。仰向けとうつ伏せの状態で25分間ずつ体験。施術後は不思議と全身がぽかぽかと温かくなり、全身の凝りが緩和していることに驚きました。
終了後には、看護学科准教授の窪内敏子先生による「もの忘れ相談」が行われました。「KOKA癒しカフェ」は、リラックスできる体験と学びにあわせて、専門家による相談窓口を設置しております。今回は、介護保険サービス事業所に勤務されている介護職の方からの相談がありました。

参加者の中には、周辺地域の方だけでなく介護士や看護師の方がいらっしゃいました。本企画は、特に地域の方でご家族の介護をされている方に向けて、自分自身がリラックスできる方法を学んでいただく目的がありますが、仕事で他者のケアをする職業の方にも、ぜひご自身の疲れを和らげるひとときを体験し、悩みや気になることを相談して、心身ともに健康でいるきっかけにしていただきたいと思います。「KOKA癒しカフェ」は他者のケアをしていると、忘れがちな自分自身のことを見つめる機会として、今後も地域の皆様に笑顔になっていただくような企画を開催してまいります。

ミニ講話

ヒーリング体験