2025.05.27

SEL教育の深化に向けて─ネバダ大学リノ校と包括的連携協定を締結

京都光華女子大学は、社会性と情動の学習(SEL:Social Emotional Learning)教育の一層の推進を目的に、アメリカ合衆国ネバダ大学リノ校(University of Nevada, Reno)と包括的な教育研究連携に関する協定を締結しました。SEL教育の先進校であるネバダ大学との連携を通じて、本学が掲げる「光華SEL教育」の質をさらに高め、Well-Beingな社会の実現に貢献する人材育成を進めてまいります。

協定式は、2025年5月20日(火)に本学で執り行われ、本学の高見 茂 学長とネバダ大学リノ校のジル・ヒートン副学長が協定書に署名しました。本協定により、今後は教職員・学生の相互交流や共同研究、学術情報の共有など、多角的な取り組みが展開される予定です。



協定式後には、ネバダ大学の教員による大学紹介および講演が行われました。「国際交流・留学の価値―自分を再認識し、新たなチャレンジを―」と題した講演では、国際的な経験がもたらす内面的な成長や、多文化理解の重要性について語られました。



その後に行われたレセプションパーティーでは、学生たちが企画・演出を担い、来場者を温かく迎えました。特に注目を集めたのは、古い着物とドレスを融合させてアップサイクルした衣装の展示です。会場では、制作者である学生たちが前に立ち、それぞれの衣装のデザインや素材の工夫、想いについて丁寧に説明を行いました。さらに、野菜から作られた和紙による髪飾りの紹介もあり、持続可能性や感性豊かな創造性を伝える機会となりました。



また、学生による司会進行やピアノの生演奏が会場をやさしく彩る中、壁面にはプロジェクションマッピングが投影され、五感で楽しめる演出が訪れた関係者に好評を博しました。



ネバダ大学リノ校との今回の協定は、本学が力を注ぐSEL教育を国際的な視点から深める大きな一歩となります。今後も本学は、国内外の高等教育機関と連携しながら、学生一人ひとりの可能性を引き出す教育環境づくりに取り組んでまいります。