2017.03.16

学習ステーション企画「看護師・助産師養成課程の4年生・3年生 『国試を語る』・『実習を語る』」を開催しました

平成29年3月6日(月)、学習ステーションにおいて、「看護師・助産師養成課程の4年生・3年生 『国試を語る』・『実習を語る』」が開催されました。

看護学科の3年生の後期は、「領域別臨地実習」が9月から2月まで続きます。この実習は、小児、成人、老年、母性、そして、在宅看護や精神疾患を抱えた人への看護など8つの領域を病院や施設において、順に1週間から3週間ずつ実習していきます。この実習は、看護師を目指す学生にとって、現場で看護や援助を実践的に学ぶ大切な機会です。しかし、この長期間続く実習は、大変厳しく大きな関門となります。さらに、ようやく実習を終えても卒業前に国家試験という看護学生にとって最大の関門が待ち受けています。

この日の集まりは、学習ステーションのピア・サポーターをしている看護学科2年生が実習、国家試験を終えた先輩ピア・サポーターの3年生と4年生から直接体験を聞くために企画しました。当日は、春休み中でしたが6名の2年生が集まりました。まず、4年生が看護師国家試験、助産師国家試験について、持参した今年度の問題をもとに、「今までとは違い、過去問だけでは答えられない」、「より専門的な内容が問われる」、「助産師国試では初めて見る画像をもとに答える問題があり、見て読み取る力、考える力が試される」など説明した後、国家試験に向けての具体的な勉強法についてアドバイスをしました。次に、3年生が、臨地実習について、「事前課題は計画的に早くから」、「怒られるのは当たり前」、「何でも聞く勇気を持つことが大切」などと、実習中に気を付けることなどについて詳しく語ってくれました。2年生は、先輩の語ることを一言も聞き漏らすまいとメモをとりながら熱心に聞いていました。

不安でいっぱいの2年生は、実習を乗り超えた3年生や国家試験受験を終えた4年生の自信に満ちた姿から、これからの進む方向がみえてきたようです。