2018.05.24

レインボープロジェクト「看護の学びを知ろう ~実習を通して考えた多職種連携~」を開催しました

516日、本学学習ステーションにおいて「多職種を知ろう!レインボープロジェクト 第5回 看護の学びを知ろう ~実習を通して考えた多職種連携~」を開催しました。

レインボープロジェクトは2017年度より課外ラーニングコミュニティ「学Booo(まなぶー)」の一つとして活動しており、全学科の学生が各専門領域の枠を超え、学びを通して連携を深める取り組みをしています。医療・福祉を学ぶ学生を中心に、それぞれが目指す職種について理解を深め合い、多面的な物事の見方を学ぶと同時に、専門職を目指す学生同士の異種間の繋がりを創出してきました。

5回目となる今回は、医療現場で多職種が関わる意味を「看護学科の学び」を通して考える、というテーマで開催されました。はじめに看護学科の学生による「看護の学びについて」の話題提供、続いて医療福祉学科 言語聴覚専攻の学生らによる「実習の中で考えた多職種連携について」の発表があり、自らの実習活動の振り返りに加えて、それぞれの立場での実習を通じて他の専門職の方から受けた印象や、多職種連携について感じたこと等を発表しました。

どの職種も「患者さんのため」の仕事という共通点はあるものの、そのアプローチは各専門職で異なってきます。それぞれの分野で自分の仕事を全うしようとするあまり、他の職種の仕事内容やその活動目的に思いが廻らなくなるとチームワークが悪くなり、結果として患者さんに迷惑を掛けてしまうことになりかねません。

そのような事にならないために、日ごろから各専門職の活動目的や仕事内容を理解し、お互いの強みを認識した上で、多職種が連携した「チーム」として、患者さんに対してよりよいケアやサポートを行っていく必要がある、というお話に参加者は聞き入っていました。

最後にプロジェクトリーダーから「本プロジェクトを通じて、お互いの職種の大変なところ、良いところを学生のうちに学べるのはとても貴重なこと。ぜひ今後も意識しながら実習等に取り組んでほしい」という言葉が送られ、ワークショップは終了しました。

 

この日は約20名の学生が参加し、自らの将来のキャリアに生かそうと、多様な視点からの発表に熱心にメモを取っていました。参加者からは「これから実習に行くので、心構えができてよかった」「今日の話を聞いていなかったら、他職種の方がどういう思いで仕事しているかを知らずに患者さんに接してしまっていたかもしれない。これから社会に出るときに忘れないようにしたい」という声が聞かれ、有意義な学びが得られたようでした。

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