2018.07.17

「京都光華高等学校」と本学「看護学科」の高大接続プログラムを実施しました

6月13日と6月25日の2日間、京都光華高等学校と本学看護学科との高大接続プログラムを実施しました。

本プログラムは、看護師を志望する併設の京都光華高等学校の生徒の皆さんに本学看護学科で実際に行われている授業に触れる機会を提供することで、学習に対する意欲を高め、進路選択を支援することを目的としています。

今回、高校1年生は盛永 美保 准教授による特別講義「看護師を含むコメディカルの説明」を受講しました。特別講義は、看護師に関する話だけでなく、医療に携わる他の専門職(コメディカル)についての説明もあり、初めて聴く専門職の話に生徒たちは興味深く耳を傾けていました。看護師以外の医療系専門職について知るとともに、医療現場ではスタンダードとなっている「チーム医療」という考え方についても学びました。また、看護師になるルートや看護師を養成する大学と専門学校の違い、大学選びの視点など今後、進路を考える上で重要となるポイントについての話に、生徒たちは真剣にノートに書き込む姿が見られました。

高校2年生は大学の授業「成人看護学演習Ⅱ」に参加し、救命処置の体験を行いました。生徒たちは大学生が電気ショックの使用方法や気管内吸引について学んでいる姿を見学した後、場所を移し、心臓マッサージの方法やAEDを使用した救命処置について実際に体験し学びました。人体模型や練習用AEDを実際に使用した体験に、初めは戸惑っている様子も見られましたが、時間が経つにつれ、進んで体験をしている姿が印象的でした。

本高大接続プログラムは、年に2回(前後期各1回)開催されており、今回が1回目のプログラムでした。高校1年生対象の講義と2年生対象の演習体験のどちらの内容も看護職に就くための意欲を高める内容となっており、2年生の演習では、授業終了後も自主的に練習を行う生徒の姿も見られました。本プログラムを通して、将来、看護職を目指すにあたり、更なる学習意欲の向上を期待しています。