2018.07.29

右京区役所において、産官学連携プロジェクト科目の取り組み成果報告会が行われました

7月23日(月)、京都市右京区役所において、全学共通1・2年生選択科目「産官学連携プロジェクトⅠa(担当:乾明紀 准教授)」の取り組み成果報告会が行われました。

「産官学連携プロジェクト」科目は、地域や企業と連携して、実際に社会で起きている問題や課題に取り組み、社会に出たときに役立つ知識や技術・考え方を養う実践型の授業です。
今年度「産官学連携プロジェクトⅠa」では、「地元自治会・町内会の課題を解決する」ことを目的に、京都市右京区役所と連携しながら学生たちが通年でプロジェクト活動に取り組んでいます。

今回の報告会では、学生たちが前期の授業を通じて、地元葛野学区の5町内会へヒアリング調査を行い、抽出した課題や問題点について、地元自治会の方々や、右京区の行政職員の方々へ報告を行いました。

「町内会役員の負担度の高さ」「災害時の連絡網の機能不全」「町内会への勧誘方法」など、町内会長へのヒアリング調査で出てきた意見に対して、活発な意見交換を重ねました。

参加者からは「今の若い世代は損得を第一に考える。社会生活を送るためには地域に住む人々が支え合って生活をしていく必要があり、そのために自治会や町内会が存在している。若い世代の人々がより自治会や町内会へ参加してもらえるには、どうしたらよいのか。若い大学生のアイデアで盛り立てていって欲しい」とのエールの言葉をいただきました。

前期で抽出した課題点や問題点をもとに、後期では具体的な解決方法を検討・提案していく予定です。