2018.09.11

プロジェクトマネジメント学会「2018年度秋季研究発表大会」に参加しました

830日(水)、31日(木)の2日間、同志社大学今出川校地においてプロジェクトマネジメント学会主催「2018年度秋季研究発表大会」が開催されました。

プロジェクトマネジメント学会は「プロジェクトマネジメント」を学問・技術の体系として整備・確立・発展させ、国際社会に寄与することを目的に1999年に設置され、春と秋の年2回、研究発表大会を行っています。

2018年度秋季研究発表大会」のテクニカルセッション(分科会)では、本学キャリア形成学部キャリア形成学科の教員1名が座長を務め、同学科の学生4名と教員1名が研究発表を行いました。

本学科ではプロジェクトを実践する科目を12年次の必修科目として設置しており、実践的に学ぶことで課題発見・解決能力や社会で活躍するために必要な力を養っています。また、プロジェクト科目を履修することで主体的に学ぶ姿勢が身につき、課外活動にも積極的に参加する学生が多いことも特徴です。本大会ではそうした授業・課外活動の中で経験したプロジェクトマネジメントの事例や実践するうえでの課題、その課題解決のために工夫した事例などを発表しました。

1日目は本学科2年生2名がそれぞれ「女子大生が学ぶプロジェクトマネジメントと正課外活動での活用」「産官学連携プロジェクト実践事例-京都三条商店街とファミリー層を中心とした住民交流-」をテーマに発表しました。はじめに「女子大生が学ぶ~」をテーマにした発表では、1年次で学修したプロジェクトマネジメントの具体例を報告し、同時進行で取り組んできた「オープンキャンパス学生スタッフ活動」について発表しました。

「産官学連携プロジェクト実践事例~」をテーマにした発表では、京都三条会商店街との連携で「学まちコラボ事業」に採択されたプロジェクト活動の具体例を紹介し、イベントでの広報面、さらに、これらの活動を通して身についた力やプロジェクトマネジメント知識の応用について報告しました。 

2日目も、1日目と同様に、本学科 2名の学生が(2年生1名、4年生1名)がそれぞれ「初年次専門科目としてのプロジェクト実践‐2年間のプロジェクト活動は教育効果があるのか‐」、「学生視点でプロジェクトマネジメントを学ぶ意義」をテーマに、「プロジェクト」活動で実践した活動内容を紹介した後、そこから得た成果、今後の活かし方について具体的に説明がなされました。

発表をした学生たちからは、「準備がすごく大変で何度も止めようと思ったが、先生のサポートもあり、発表をすることが出来た。発表を終えてすごく達成感があり、最後まで頑張って良かった。」という感想や「大人を相手に発表することが初めてで思っていた以上に緊張したが、とても楽しかった。次回こういう機会に向けて、質問に対応できる力を身につけていきたい。」という感想を話してくれました。

どちらの日程も参加者は興味深く、真剣に聞いている様子が見られ、「目標達成に向けて、苦労した点や次回に向けての改善点は?」「今回の事例で培ったノウハウを別の事例でも活用するには?」などといった多くの質問がなされ、活気のある会となりました。学生たちは鋭い質問に戸惑いながらも、自分の意見・考えをしっかりと回答しており、参加者からはお褒めの言葉をいただいておりました。

本学では、今後も学生の積極的な姿勢を大切にし、社会人基礎力を身につける取り組みを支援・推進してまいります。また、女性の社会進出が求められる時代において、社会で活躍できる女性の輩出を目指してまいります。

 

※プロジェクトマネジメント(PM)とはプロジェクト(商品開発、建設工事など、目的を達成するための期間が定められている業務)をどのように遂行するか計画を立て、プロジェクトの目的を達成できるようにコントロールしていくこと。