2018.10.11

犯罪心理学を学ぶ学生が、京都府右京警察署の方々から「犯罪機会論」「護身術」を受講しました

9月26日(水)、犯罪心理学を専門に学ぶ心理学科の3、4年生が選択科目「犯罪者プロファイリング演習(指導教員:竹西正典教授)」の中で、右京警察署の方から「犯罪機会論」、「護身術」について学びました。

本授業では、日本で起きた凶悪事件や性犯罪事件の数々のプロファイリング研究を取り上げて、犯罪行動への心理学的アプローチについて学んでいます。講義では、まず被害届けの多い自転車盗が大学近隣のどのエリアでどのように発生しているのかを解説いただきました。さらに、凶悪犯罪により自分や友人、大切な家族が被害者にならないよう、警察署生活安全課の方から、犯罪に遭わないための犯罪機会論の講義を受け、狙われやすい人の傾向や、不審者や犯罪者の行動パターンをグループワークで話し合いました。その後、学生たちは、現職警察官による、女性のための護身術講座を受講しました。犯罪機会論を受けて知識を十分に備えていても、いざ危険が迫ったときに、どのように身を守るのかという護身術を、体験的に学びました。

女性が被害に遭うケースは後を絶たず、自分の身を守る術を知ることの重要性を改めて感じたのか、参加した学生たちは、真剣に受け止め、多くの質問が上がりました。それに対して警察署の護身術担当者(杉浦氏)が丁寧に指導してくださり、大変、役に立つ貴重な授業となりました。

本学と京都府右京警察署は、今後も右京警察署が開催する各種防犯教室や防犯ボランティアへの参加協力を行うなど、より連携を強めてまいります。