2019.02.13

医療福祉学科社会福祉専攻3、4年生による「実習報告会」を開催しました

126日(土)、本学 医療福祉学科 社会福祉専攻の34年生による「相談援助実習・精神保健福祉援助実習」の報告会を開催しました。

本専攻では、3年次に「相談援助実習」として、児童分野、高齢分野、障がい分野、地域分野、計4分野に分かれて社会福祉施設や地域包括支援センターなどで約8ヶ月の通年型実習を行います。また4年次に「精神保健福祉援助実習」として、医療機関、福祉施設の2か所で実習を行います。

当日は、実習先の実習指導者の方々にもお越しいただき、実習内容やエピソード、実習を通して学んだことについて報告が行われました。また、次年度に実習を控える2年生たちも今回の報告会に参加しており、発表の中で実習を終えた先輩として後輩たちへのアドバイスもあり、2年生たちは熱心に聞き入っていました。

実習を終えた34年生たちからは施設を利用する方とのコミュニケーションの大切さを学んだという意見が多く挙がっていました。学内でソーシャルワーカーとしての基本的な技術や知識、相手への思いやりを学んでいた学生たちが、実習で現場の実際に触れることでより深くソーシャルワーカーとして重要な考え方・力を身につけている様子が伺えました。また、利用者一人ひとりに合わせた支援の難しさや気持ちを通わせる難しさなど自分自身の今後の課題についてもしっかりと把握し、報告をしている様子が印象的でした。

学生たちの報告を受け、実習先の実習指導者の方々からは「実習先でも大変熱心に利用者と接していただいており、報告についてもしっかりと振り返ることができていて、安心して聞くことができた。」「皆さんが気づいた点は今の私たちも大切だと思うこと。学んだことを生かして、今後に生かしてください。」といった講評をいただくことができました。

学生たちはこの実習を通してソーシャルワーカーとしての地域との関わり方や、相手を知ることの大切さ、また、社会福祉現場の現状を知ることができました。自信を持って、堂々と発表をする学生たちを見て、自身が目指す理想のソーシャルワーカーに一歩近づいたと感じる発表会となりました。