2019.07.31

オリンピックメダリストの朝原宣治氏による特別講義が行われました

201973日(水)、健康栄養学科1年生を対象とした基礎ゼミの授業において、「アスリートの立場からみる運動と栄養、体調管理」として、本学の客員教授であり、2008年北京オリンピック陸上競技(4×100mリレー)の銀メダリスト朝原宣治氏による特別講義が行われました。

 今回の特別講義では、成長期の食事の大切さやドイツ留学・ヨーロッパ遠征、オリンピックでのご経験、現在行っている陸上競技クラブ「NOBY T&F CLUB」の取り組みなど、運動・栄養・休養を基本とした体調管理が、社会とどのように関わり合いをもっているかをご講義いただきました。ご講義の中で「ドイツ留学中、競技のサポートにおいて、コーチ・トレーナー・医者・心理カウンセラーによる分業制でのサポートが行われていた。当時は管理栄養士によるサポートがなく、自身で栄養管理を行っていた経験から、専門家による栄養管理は、高いパフォーマンスの実現において必要不可欠である」とお話されていた点、印象的でした。講義の最後には、学生へ「アクティブヘルシーな生活を」とエールを送られました。

 質疑応答では、選手村ではどのような食事を意識的に摂られていたか、また、陸上競技をしている学生からは栄養・休養に関する専門的な質問など、学生から多数の質問があがりました。

 本授業は専門職に対する理解を深めつつ、各方面でキャリアモデルとして活躍されている方々の講演を聴講し、卒業後のなりたい自分、目指す将来像を明確化し、学びの質の向上を目的にしています。受講した学生たちには、今回の貴重な経験を生かし、栄養・運動指導の実践に役立ててもらいたいと思います。