2018.11.09

スポーツと人権

「スポーツと人権」

開催年月日:2018年11月9日 5限(16:10-17:40)

内容:スポーツに取り組む目的は、趣味や娯楽のためであったり、健康維持・増進や体力向上のためであったり、学校のクラブ活動や仕事のためであったりと、人によって異なります。本来、誰もが自由に、それぞれの目的で 取り組むことができるスポーツですが、マジョリティ(多数派)とマイノリティ(少数派)の権力差に基づく暴力も内包しています。
この講演では、オリンピックから身近な運動までを例に、性別、人種、民族、階級、障害、宗教、年齢、体型などの差を知り、そこにある人権問題に気づき、考える機会にしたいと思います。


講師:関 めぐみ 氏(京都光華女子大学女性キャリア開発研究センター助教)
カナダのトロント大学への留学を経て、2016年大阪府立大学大学院人間社会学研究科博士課程修了(人間科学博士)
専門は社会学とジェンダー論。ボランティア活動として、性暴力被害者支援や性的マイノリティ支援にかかわっている。主な著書に、『〈女子マネ〉のエスノグラフィー:大学運動部における男同士の絆と性差別』(単著)(晃洋書房、2018年)、『データでみる スポーツとジェンダー』(共著)(八千代出版、2016年)など。