2017.02.10

青年期の発達支援と教育課題について

「青年期の発達支援と教育課題について」

日時:平成29年2月10日(金)5限(16時10分~17時40分)
場所:賢風館6階 小講堂

概要:大学・短大や高等専門学校における障害学生の割合は、学生147人に1人となりました [日本学生支援機構, 2016]。昨年4月の障害者差別解消法施行を受け、教育現場にも着々と支援体制が整備されています。本研修は、福祉と教育をつなぐ障害児者支援と、福祉人材育成に取り組む講師をお招きし、発達障害への対応事例を中心に学びました。修学課題に加えて、卒後を見越した青年期の発達支援と教育課題をテーマに、障害と教育をめぐる課題を考えるきっかけとなりました。


講師:山田 宗寛 氏
社会福祉法人グロー 法人本部経営管理部長兼グロー研修センター所長/本学および佛教大学社会福祉学部非常勤講師

大谷大学文学部真宗学科を経て、滋賀大学院教育学研究科障害児教育専攻(修士)修了。
滋賀県の福祉施設である「びわこ学園」「唐崎やよい作業所」「信楽学園」「大津市/滋賀県発達障害者支援センター」などで20年以上にわたって障害の重い人の生活支援、知的障害の人の就労支援、発達障害の相談まで、児童から成人までの幅広い現場経験がある。とりわけ自閉症の支援や美術活動には早くから関わり、糸賀思想やエンパワメントをキーワードに実践してきた。また社会福祉法人の経営や福祉人材の育成にも関わり、非常勤講師として社会福祉士の養成に関わってきた。専門領域は、障害者福祉論、糸賀一雄の福祉思想、アール・ブリュットと福祉実践。