2024.12.24
次世代科学者育成プログラム第2回開催 ~だ液のはたらきを観察してみよう~
2024年12月15日(日)、本学において次世代科学者育成プログラムの第2回目が開催されました。小学5年生から中学3年生46名が参加し、本格的な実験がスタートしました。
参加した子どもたちは白衣、安全メガネ、実験用手袋を身に着け、まるで研究者のような準備を整え、これから始まる実験に胸を躍らせていました。
今回は「だ液のはたらきを観察する」実験です。だ液がもつ消化・吸収の働きを学ぶため、マイクロチューブに白いごはん、だ液、ヨウ素液を入れ、混ぜ合わせた液体の色の変化を観察しました。この実験を通じて、ごはんに含まれるデンプンがだ液によって糖に分解(消化)されることを確認しました。子どもたちは「色が変わった!」「思ったより変化が少ないかも…」といった感想を述べながら、グループ内で結果を見比べる姿が見られました。
さらに、異なる種類の糖を試食し、「デンプンを構成している糖はどれか?」というクイズ形式の実験にも挑戦しました。この実験では、楽しみながらも真剣に取り組む姿が印象的で、積極的に発表する様子も見られました。
参加者からは「学校では学べないことを詳しく学べた」「次回の実験も楽しみ」といった感想が寄せられ、わくわくする講座となり、次回の講座に向けた期待も大きく膨らみました。
【講座担当:中木直子講師(健康科学部 健康栄養学科 兼 人間健康学群)】
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次回は2025年1月26日(日)に開催予定です。京都大学宇治キャンパス エネルギー理工学研究所を会場に、「光合成色素を分取してみよう」をテーマとして、光合成生物から光合成色素を抽出し、単離する実験を行います。引き続き多くの学びが期待される内容となっています。