2019.03.18

ライフデザイン学科の学生が「第3回 短大フォーラム~輝~」で表彰されました

34日・5日、愛知文教女子短期大学(愛知県稲沢市)で開催された「第3回 短大フォーラム~輝(かがやき)~」に、短期大学部ライフデザイン学科の1年生12名および教職員が参加し、うち本学の学生が参加した3チームがプレゼンテーション大会で表彰されました。

短大フォーラムは全国の短期大学(短大)から学生と教職員が集い、短大を取り巻く課題について学生・教職員が一緒になって考え、短大だからこそできる教育の在り方について議論し、交流を深めることを目的として2017年から定期的に開催されているものです(※1)。

3回となる今回は「輝(かがやき)」をテーマに、「短大の輝きを見つけ、作り出し、その発信方法を考える」という内容で開催され、北海道から九州まで全国の短期大学から180名を超える学生・教職員が集結し、2日間を通して互いに交流を深めました。

1日目は賑やかなオープニングセレモニーで幕を開け、基調講演、各短大による事例報告と続きました。事例報告では本学から定松 淳 講師と2名の学生が「学生提案型授業で“マナー”を学ぶ」と題した発表を行いました(※2)。

「教員は1回の授業を行うだけでも下調べや内容の吟味などに多くの時間が必要だと知り、今まで以上に教員に尊敬の念を抱くようになった」というエピソードなど、自らの経験を自分の言葉で語ったプレゼンテーションは、180人の前で堂々と発表する本学学生の姿も相まって、会場から大きな注目を集めていました。

2日目のグループワークでは本学の学生もファシリテータ(話し合いの進行役)を務めました。意見を出しやすい雰囲気づくりを行ったり、時には教職員を相手に議論の方向性を軌道修正したりするなど、学科での活動の経験を生かし、主体的に取り組む姿が印象的でした。

フォーラムの集大成となるプレゼンテーション大会では、発表した全23組のグループのうち、本学の学生が参加する3グループが見事、表彰されました!

表彰されたグループの発表からは「学生による主体的な学びや活動といった魅力(輝き)を、教職員が思いやりを持ってサポートし、できるだけ対面で魅力を発信することのできる持続的なプラットフォームづくり」が短大の取り組むべき課題であるように感じました。

 

参加した本学の学生たちに感想を尋ねると、次のように答えました。

「初めての経験だったが、人見知りすることなく他校の友達も作ることができた。自分の殻を破り一歩踏み出すことができた」

「初めてファシリテータをすることになり不安ばかりだったが、周りに助けられながら、学生や教職員など様々な立場の意見をまとめていく作業はとてもやりがいがあった」

「プレゼンテーションで思ったように上手く言えず悔しかったが、それもいい経験になった。次に生かしたい」

会場に向かうバスの中では不安も吐露していた学生たちでしたが、2日間を終え、有意義な時間を過ごすことができたというだけでなく、さらに「経験した学びを自らの力に変えていきたい」という前向きな気持ちで溢れていたことをとても嬉しく、頼もしく思います。

 

今回示唆された魅力ある短大づくりやその発信方法の整備について、輝く学生たちに負けないよう、私たち教職員も一丸となって取り組んでいきます。今後のライフデザイン学科の活動にも引き続きご注目ください。

 

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※1 本フォーラムは愛知文京女子短期大学(愛知県)、香蘭女子短期大学(福岡県)、松本大学松商短期大学部(長野県)、そして本学短期大学部の4つの短大が中心になって運営しており、第1回は本学で開催されました。次回、第4回短大フォーラムは香蘭女子短期大学で9月に開催予定です。 (第1回の様子はこちら / 第2回の様子はこちら

※2 本学には、学生自身が「受けてみたい授業」を設計し、講師として授業をする学生提案型授業「学生が創る『学び』」という科目があります(詳細はこちら)。