2015年度

「私の小筆」見つけました !!

2015年5月26日

今回は5/22、26の2つのグループに分かれ、京都市中京区の老舗『鳩居堂』さんを訪問し、自身が使うための小筆選びと、書画・香・茶道などの伝統文化の用品に触れる機会としました。

授業のあと阪急電車で河原町まで行き、新京極通と寺町通を北へ向かってテクテク。その間には平安時代の女流歌人 和泉式部の墓所(誠心院)や、豊富秀吉が応仁の乱以降に復興しこの通りに寺院を集めた「寺町」らしく、古い数珠屋さん・古書屋さんがあったり、両隣に後から建てたビルの中に鳥居の端が入り込んでいる錦天満宮があったりと、名所旧跡、日本史の勉強になる材料がいっぱい。歩きながらプチ教養講座を展開しながら目的地、鳩居堂さんに到着しました。

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まずは歴史を感じさせる堂々とした店構え(創業1663年、薬種商から始まったそうです)、漂う薫香、お店の中の華やかさに一同感嘆!!美しい和紙や可愛い和の文具に惹かれながら、筆のコーナーへ。ずらりと並んだ筆の種類、品数の多さにいささか固まりましたが、お店の方にアドバイスをいただき、「この辺りの小筆から選べば」と伺いホッ。羊、狸、馬、鹿、鼬(イタチ)など、その材質のもつ特性や、どんな用途に向いているかなどの解説を聴き、また説明書きを一生懸命読みながら、みんな真剣に選びました。

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自分で選んだ小筆、この小さな財産は学生たちにとって初めての「お道具」として、愛着をもって使い、大切な記念にもしてほしいものです。お忙しい中を判りやすくご説明、アドバイスをいただいた社員の皆様、ありがとうございました。

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次回から、いよいよ「書」の学Boooが始まります。字は体、また人を表すと言います。心のたたずまいそのものである「字」を、上手下手ではなく、心を込めて美しく書けるよう、楽しく学んでいきましょう。