2021年度 KOKA☆オレンジサポーターズ

3/12 KOKA☆オレンジサロン開催

2022年3月12日

1月に予定していたKOKA☆オレンジサロンは感染拡大のために残念ながら中止となりましたが、3月は感染対策を行って開催することができました。すこやか元気サポーターさんによる介護予防の運動と脳トレ、歯科医師の中川研人先生による「お口の健康と義歯の話」、飲み込みのチェック(反復唾液嚥下テスト)など、今回もさまざまなプログラムを実施しました。今回は卒業を間近に控えた4年生2名と、卒業生がスタッフを担当してくれました。

来場者のアンケートには「久しぶりにみなさんの顔を見てうれしかった」「内容豊富で楽しかった」などのコメントをいただきました。また、学生がお電話でサロンの案内をした方からは、「やさしく丁寧な対応ありがとう」「よかった(久しぶりに話ができて)」など、嬉しいお言葉をいただきました。来場者の半数以上の方がコロナウィルスの影響で、「外出の機会が減った」と書かれており、人と話す機会も減少していると思われます。

今後も、感染の状況が落ち着いている時期には、感染対策を行いながら、お口の介護予防を支援するサロンの開催を行っていきたいと思います。

オレンジサロンのご案内に挑戦!

2022年2月12日

今年度の取り組みとして、オレンジサロンを開催しない月に、学生が以前サロンに参加された方にお電話をして、近況を伺ったり、次回のサロンのご案内をしたりしています。

今回、初めて電話をした学生の感想を、以下に紹介します。

「初めてオレンジサポーターズで電話をして、とても緊張しました。しかし、用件はちゃんと伝えられて、落ち着いて対応できていたと先生やオレンジサポーターズのメンバーにほめていただけました。次回は、もう少し相手の方と楽しんでお話ができるように話題を広げたり、相手の方の話を聞きながら質問してみるなどの工夫をしたいと思います。」

目上の人に電話をする経験は、今後、社会に出た時にもきっと役立つことでしょう。

次回も、がんばりしょう!

太子堂で上級生から下級生に向けた勉強会を開催した。

2022年1月20日

毎年恒例の、上級生から下級生に向けた摂食嚥下の勉強会を開催しました。

3回生のメンバーから、摂食嚥下に関わる解剖や流れ(5期モデル)の説明、飲み込みやすいものと

飲み込みにくいもの(食品の物性)、飲み込みやすくするための工夫など、これまでに作成してきた

パンフレットの内容を交えて、分かりやすく説明がありました。

最後に、嚥下機能の維持や低下を予防するための体操・のど仏スクワットも

紹介されました。

オレンジサロンで説明の経験を積んでいる3年生は、説得力のある伝え方ができ、

下級生からも「分かりやすい」と好評でした。

2021年12月9日

 

 

 

 

 

 

9月は緊急事態宣言のため中止となったKOKA☆オレンジサロンを、4か月ぶりに対面で開催しました。

すこやか元気サポートさんによる介護予防の運動と脳トレを行った後、病院で言語聴覚士として働いて

いる2名の卒業生が、「『食べる』を知る・食べることの仕組みと誤嚥の予防」というタイトルで、

来場者に話をしてくれました。自分たちで作った「飲み込み」のメカニズムの動画をプレゼンテーション

するなど、工夫をこらした発表で、飲み込みの力を保つための「嚥下体操」も紹介されました。

その後、在学生が各テーブルを回って、飲み込みのチェック(反復唾液嚥下テスト)や、発声の持続時間

の測定をさせてもらいました。

来場者のアンケートで「コロナウィルスの影響で、生活のなかで変化したこと」を尋ねると、

「外に出かけることが億劫になった」「人と会う機会が少なくなった」「このような場所がありがたい」

との記載がありました。

また、今回のサロンの内容については、「自分の喉の衰えや呼吸の短さが良く分かりました」

「教えてもらったトレーニングをしていこうと思いました」「楽しく体操できました」

などのご意見をいただきました。

参加した2年生の振り返りでは、「前回よりも自分から話すことができてよかった」

「卒業生の発表がとても分かりやすかった」「高齢者の方とたくさんお話ができて楽しかった。」

などの記載がありました。

今後も、感染の状況が落ち着いていれば、感染対策を行いながら、お口の介護予防を目指すサロンの

対面開催を行っていきたいと思います。

 

 

右京区社会福祉協議会さんとKOKA☆オレンジサポーターズの共催で、「健康すこやか学級事業交流会」を太子堂で行いました。

2021年12月8日

健康すこやか学級は、京都市の介護予防事業に位置付けられており、今回は右京区の各学区から

この事業の担い手の方々が21名参加されました。

まず、社会福祉協議会さんから、この事業についての説明・確認がありました。

その後に「お口のことから!介護予防を始めよう」のタイトルで教員が講義を行い、

続いて、学生が、お口の介護予防に役立つ口腔体操や発声についてのプレゼンテーションを

行いました。また、来場された方の声がどのくらい続くか(最長発声持続時間)の測定などを、

各テーブルを担当する学生が行いました。

学生の振り返りでは、

「グループに入った時に、みなさんと話し出すまでに緊張してしまい、時間がかかった」

「説明をする時、ホワイトボードばかり見て、皆さんの反応をしっかり見ていなかった」

「話すスピードはもう少しゆっくりでもよかった」

「実践の時に❝もっとこうした方が良いのではないか❞など意見を言ってくれる人がたくさんおられ、

自分たちでは簡単にできると思っていたことも、慣れていないと難しいと感じることを学んだ」

など、今回の経験を振り返って学んだことの記載や、

「久しぶりに祖母以外の高齢者と話せて、とても楽しかった」

「機会があればまた一緒にイベントをしたいという言葉をいただき、嬉しかった」

など、交流の機会が充実したものであったことが伺える記載がありました。

これからも、お口の介護予防の分野で、社会福祉協議会さんと連携する活動を行っていきたいと

考えています。